2014年2月26日水曜日

ハワイ火山国立公園 ~間近で見るハレマウマウ火口

このブログのために、昔の写真を見返すことが最近めっきり増えました。デジカメなのをいいことにばんばん写真を撮りまくり、その上、最近はデジカメに併用してiPhoneの内蔵カメラでも写真を撮るので、うちのネットワークハードディスクの容量がみるみるうちに少なくなってきます。そんな中に、今となっては超貴重な写真を見つけたので、アップします。

ハワイ島といえば、今でも溶岩を垂れ流し、噴煙を上げ、ハワイ島の大地を今も拡大させ続けているキラウエア火山(地元では単にVolcanoと呼ばれています)が有名です。

ヒロ(Hilo)から行く場合には、11号(Hawaii Belt Road)を約40kmほど南下します。すっかり家や町がなくなり、高原地帯に入ってきて、何やら空気がひんやりとしてきます。やがて、「Hawaii Volcano National Park」(ハワイ火山国立公園)という看板が見えてきます。日本だとやれ箱根とか草津とか浅間とか名前があるのに、Volcanoが名前かと思うと、何だかシンプル過ぎて楽しく感じます。

そこから1~2kmほど行き、左折レーン(右側通行なので、日本の右折のように対向車線を横切ります)から入ると、国立公園の料金所があります。車1台につき、つまり一家で10ドルです。レシートをもらいますが、これは1週間有効なので、再度Volcanoを訪れたいなら、捨てずに取っておくといいでしょう。

Volcanoに入ると、キラウエア・カルデラと呼ばれる、ハレマウマウ火口を中心とした巨大なすり鉢状の溶岩台地が広がります。このすり鉢は周囲17kmもあるそうで、車でも20分くらい掛かった記憶があります。



中核にあるのはハワイ島の女神ペレ(ハワイ語ではMadame Peleと呼ばれて、親しまれつつ畏れられています)が住むという、ハレマウマウ火口で、今でも白い噴煙をモクモクと拭きあげています。女神ペレは、火山や大地の強大なエネルギーを象徴だと個人的には思っていますが、確かに妻が激怒する様を見ていると、どこか火山の爆発を連想するので、感覚的に納得できる話です。

さて、以下の写真は2007年9月に訪れたときの写真ですが、このときは珍しく噴火がなかったので、車でクレーター・リム・ロード(火山の縁通りで、これまたそのまんまの名称です)の周囲を走り、そしてハレマウマウ火口の脇に車を停めて中を覗き込みました(現在は、噴煙が上がっているので、河口付近へ近づく道は封鎖されています)。

元々は海だった場所で火山が爆発して、標高4,200mの山2つと、このようなどこまでも続く巨大な溶岩台地、そして何より四国の半分の大きさという島が作られたということで、大地のエネルギー、地球は生きているということを感じる場所です。



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