2014年2月15日土曜日

私の好きなオールド・タウン、ヒロ(Hilo)

ハワイ島の観光地の中心は、温暖で太陽の降り注ぐ西側で、島の西側中央部にあるコナ、そこから北部に20kmくらい上のコハラコーストにあるリゾート地・ワイコロアかと思います。

コナは温暖な南国の土地で、ハワイ島でもっとも人の多い町です。海外線に沿ってホテルやコンドミニアムが並び、急激に標高の上がる傾斜地には住宅が並び、富裕層やリタイア層らしき人のコミュニティがあります。

かつてセミリタイアして、ハワイ島の魅力をいろいろ紹介してくれた加藤賢一さんの家もこの辺りでした(私の親くらいの世代ですが、まだご健在ならいいのですが)。



ウォルマートやKTA、その他ショッピングセンターやスーパー、レストラン、ファーストフード店などもあちこちにあり、住むにしても滞在するにしても不自由しません(クリスマスに行ったときだけは、開いている店がほとんどなくて困りましたが)。


そこから北側の海岸線に沿って200km東側に行くと、ハワイ島の政治・経済の中心であり、歴史的なオールド・タウンでもあるヒロに着きます。

荒涼とした火山岩の山地を北上し、マウナケア山の北側にある高原の町ワイメアで一休みし、そこからハマクア・コーストと呼ばれる絶壁の渓谷のハワイ島北岸の道をひたすら行くので、ハワイ島の大きさを実感するドライブです。

何だかタイムスリップしたような、また雨が多いので何か曇ったようなイメージのある素朴な町並みが目に入ってきます。

実際、このパノラマ写真のように、海岸沿いの中心地にあるオールド・タウン(昔の日系人が作った町なので、シンマチと呼ばれています)には築100年とかの木造の2階建てビルが並び、ワイキキの商業エリアに慣れた人には信じがたいような風景でしょう。

前述の加藤さんの本でも、明るくて温暖なコナはいいけど、雨が多くて地味なヒロ側はイマイチ的な説明がありました。

また、以前ヒロ・ハワイアンホテルで話をしたホノルルから来たという日系人の老夫婦も「ヒロ? 雨ばかりで暗いでしょ? コナの方がいいわよ。親戚のお墓参りで来たけど、観光なら来ないわ」とか、ひどいことを言っていました。

ところが我が家はなぜか夫婦ともどもヒロが大好きで、ハワイ島に行くときは必ず日程の半分はヒロに滞在するようにします。紫外線に弱い妻に至っては、ヒロだけでもいいと言っているくらいです。

ヒロには高級なホテルがなくて、一番いいはずの海沿いのヒロ・ハワイアン・ホテルでさえ、ホノルルのB級ホテルの下、いやC級ホテルといい勝負です。

ところが有名なキラウエア火山(地元でも「ボルケーノ」=火山としか言いませんが)に行くには、150km以上あるコナに比べると、40kmくらいのヒロからの方が便利です。

また上の写真にある中心地にはレストラン、カフェ、プレートランチ屋、お土産物屋、天然素材の化粧品屋などが並び、なかなか素朴なハワイを味わうことができます。

その上、小規模ながら動物園、植物園、博物館などもあり、意外に楽しい町だと思っています。

もちろん、湾内の聖地(パワースポット)ココナッツ・アイランド(ハワイ語では「モクオラ」=生命の島といいます)やその先のビーチパークなど、ハワイらしく海を楽しむこともできます。

朝や午後遅くになると、海沿いでウミガメ(ハワイ語で「ホヌ」といいます)を見ることもあります。

以前チリ沖地震の際に津波が押し寄せて犠牲者も出たことから、ヒロ湾の入り口には大きな堤防が作られ、波の荒いハワイ諸島の北側にしては湾内の波はわりと静かです。

スタンディングパドルとかでのんびり遊んでいる人とかも、よく見ます。

島の東から吹いてくる貿易風の影響で3日のうち2日は雨が降るというほど、雨の多い町なのですが、2013年末に行った時は記録的な豪雨が続き、洪水注意報が出たりしてびっくりしました。

何となく街中が湿っぽいのはご愛嬌ということで。

**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ

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