2014年9月23日火曜日

コナの中心街から少し離れて・・・マナゴホテル(Manago Hotel)

リゾート気分を味わうというより、あのダラけた雰囲気でだらだら過ごすのが好きな当家としては、なるべく安くて静かなところにあって、でも小奇麗なところに泊まるのが好きです。

そんなこんなで、数年前にハワイに行くときは、航空券とヒロ・ハワイアンホテルだけいつものハワイ旅行専門店 ファーストワイズさんに取ってもらい、あとは自分で電話して日系人のマナゴさんが経営するマナゴホテルを予約しました。

相変わらずいい加減な英語でしたが、日にちと人数、部屋のランク、クレジットカード(デポジット、すなわち保証金として必要になります)番号を伝え、あっさり予約が取れました。

日にちは時差があり、日本より19時間後、ほとんど翌日になるので、何度も注意しながらチェックしました。

コナ・コーヒーの中心地として知られるキャプテンクックという場所は、カイルア・コナの中心地から車で20分くらい、さらにお店や銀行の並ぶ中心地から南に15分くらい行ったところの幹線道路沿いにある古い木造のホテルです。

脇に駐車場がありますが、これがなかなか急斜面でハワイ島が大量の噴火で形成された山であることが分かります。

中には廉価でおいしいレストランもあり、宿泊しなくてもぜひ立ち寄って食事を楽しんでほしいところです。付け合わせ、ピクルス、丼飯が先に運ばれてきます。和風とハワイ風がミックスした不思議な雰囲気です。

シンプルながらハワイの食材で作られた焼き魚、ハンバーグ、アヒ(カジキ)のソテー、ガーリックシュリンプなどどれも美味ですが、一番のおすすめはぶつ切りの豚肉を塩コショウでシンプルに味付けし、強火で焼き上げたポークチョップです(最初に写真を撮り忘れ慌てて途中で撮ったのですが、息子の食いかけでスミマセン)。

一泊60ドルとか80ドルで泊まれるので激安です。部屋はコナの南側の標高500mくらいの丘陵地帯にあり、太平洋を見下ろすような見晴らしのいい場所にあります。ホテルの下は果樹園のような林が広がっていてトロピカルな植物がそこかしこに植わっています。

またハワイアンの女性たちがたくさん働いていて、皆さんいつもニコニコ愛想がよく挨拶してくれて、そして古い木造ホテルですが、きれいに清掃されています。


また中庭には庭園があり、鯉とか盆栽、熱帯植物が栽培されています。一度上品な老婦人がいて日本語で挨拶してくれました。あとでホテルの入口を見たら、2代目マナゴ夫妻の庭園だとのことです。

場所的には中心地から離れていて少し不便ですが、のんびり静かにステイしたいなら最適な場所です。ここからコナ方面に少し戻ると、先日シズコおばあちゃんはお亡くなりになりましたが、やはり日系人の一族が経営するレストラン「テシマ」があります。朝食はそちらで食ってもいいかもしれません。

マナゴホテルの隣りはポテトチップ工場で、前を通ると油でジャガイモを揚げる匂いがします。直売もしているようです(かさばるので買ったことはないですが)。


2014年9月8日月曜日

コナのもう1つのコスパホテル ~ロイヤル・コナ・リゾート(Royal Kona Resort)

コナに逗留するときは、何だかんだ言ってもコナの中心地に近く、周囲に店もたくさんあり、きれいで広いビーチもあり、アクセスのよいキングカメハメハ・コナ・ビーチ・ホテル(通称キンカメ)に泊まることが多いです。

最近大手の資本傘下になり、ちょっと雰囲気が崩れたような気はしますが、それでも立地の良さ、美しいビーチ、向こうに見えるカメハメハ大王が晩年を過ごしたという草葺の古屋(レプリカですが)の風景は、コナの一押しといっていいでしょう。

ビーチの砂は、東日本大震災の津波で流されてしまい、その後ベトナムの砂を移設したとのことです。

海沿いのレストランや店舗もダメージを受けたそうで、こんなところにも、意外な爪痕があったのですね

ところが、2度目に行ったときは、たまたまツアーのプログラムで選択肢がなかったのですが、中心地から1kmくらい行ったところにある「ロイヤル・コナ・リゾート」に泊まりました。

キンカメの前の道路(Alli Road)から向こうに見える、客船のような建物です。


歩いても15分くらいでいけますが、いつもはあきらめてレンタカーで移動しています。

※ロイヤル・コナ・リゾートの中の写真や料金など詳細はこちら(じゃらんに飛びます)




結論からいうと、中心地にあるキンカメよりはやや不便ですが、美しい海が見られて、敷地の周囲には緑も多く、また絵葉書でも見るような美しい海と、岩の多い海岸線も見られて「これぞハワイ島」という雰囲気を楽しむことができる佇まいです。




たまたま通された部屋はパーシャルオーシャンビューということで、脇から海が見える程度でした。



ごらんのように岩場だらけなので、海水浴はできそうにありませんが、実は内側に人工的ながらタイドプールがあるので、そこで海水浴やシュノーケリングとか楽しむことはできます。

とはいえシュノーケルをするなら、ここからならばもう少し南に2kmくらい移動したところにある、ウミガメもいるカハルウ・ビーチパーク(Kahaluu Beach ParkまたはRegional Park)がお勧めです。



岩場の向こうには、隣りのコンドミニアムが見えます。この辺りはアストン・コナ・バイ・ザ・シーとか小さな安いコンドミニアムが多いので、長逗留するなら、そういうところも選択肢になるかと思います。

ロイヤル・コナ・リゾートのすぐ近くにABCストアがありますが、それ以外は周辺にほとんど店がないので、ショッピングをするなら、キンカメまで戻って、坂を少し登ったところにいくつかあるショッピングセンターまで戻るか、もう3~4kmくらい南下して、ケアウホウのショッピングモールに行くのがいいでしょう。

ケアウホウには、私の好きなハワイアン弁当のファーストフードL&Lの支店があります。またスーパーのKTAで食料を買ってコンドミニアムで調理したり、ドラッグストア・ロングスで日用品をそろえることも可能です。

とはいえ、昨円末に逗留したときは、コナの中心地、キンカメホテルから上に500mくらい上がったところにあるKTAにはいろいろ弁当やお惣菜があったのに比べ、ケアウホウのKTAには少なかったことを発見しました(年末でクリスマス休暇モードだったのかもしれませんが)。



ちなみに夜はハラウ(フラやその他伝統のダンスの見られるディナーパーティ)に申し込みました。ホテルの敷地の内側にあるハラウ会場に偵察に行ったところです。当時3歳だった息子がうろうろしていますが、まだ受付は始まっていません。

ハラウでカルアピッグやポキなどハワイの伝統料理を腹いっぱい食い、ハワイとタヒチのダンスを楽しんだときの話はまた今度。







**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。