2014年5月10日土曜日

ハマクア・コースト(Hamakua Coast)大移動の途中、ホノカア(Honokaa)でマラサダを食って一休み

コナもヒロも大好きなので、最初は1日でハワイ島一周、2回めはヒロ→ボルケーノ→ロイヤルコナ、その後はワイコロアに2日→ヒロに2日→コナに2日で6泊8日の強行軍(このときはさすがに移動が大変で、妻子から大不評でした)、ここ数回はヒロに3泊、コナに3泊、旅行代理店に頼んでヒロ着のコナ発、レンタカーはコナで乗り捨て、またはその逆の行程、という組み合わせで滞在しています。

とにかく、ヒロからコナへは近い方の北回りで行っても200kmくらいあり、かなりの大移動です。

そのため途中のワイメア(Waimea)で一休みすることが多いのですが、もう1つの休憩ポイントがワイメアからヒロに20kmくらい行ったところにある、ホノカア(Honokaa)です。数年前に映画「ホノカア・ボーイ」の舞台にもなった、小さくて静かな町です。


ここには街道から30mくらい下がったところに「テックス・ドライブイン(Tex drive-in)」という、ドライブインというか、カフェがあります。

この長距離移動にはワイメア(Waimea)からヒロに至るまでの120kmくらいの間、道路に面したところにはほとんど店はありません(何だか昭和の日本の田舎町のよろず屋みたいな店があったかもしれませんが)。

ということで、一休みやトイレ休みするには、ここは非常に貴重な場所です。


テックス・ドライブインはコーヒーやコーラなどのソフトドリンク、プレートランチがありますが、何といってもハワイの揚げドーナツ「マラサダ」で有名です。ガラス張りの作業場が見えるのですが、こねた小麦粉から千切って10cm四方くらいの四角い塊を作って、大きな業務用の揚げ物シンクで豪快にドーナツを揚げます。

油から上げたマラサダですが、今度はトレイいっぱいのグラニュー糖にこれでもかというほどまぶします。糖尿予備軍の私には涙が出るほどの砂糖まみれの揚げドーナツの出来上がりです。1個1ドルちょいですから、コスパは最高にいいです。

プレーン以外にマンゴソースのマラサダとかフレーバーがありますが、息子、喜んでもりもり食っています。ここで食い過ぎると、コナ(またはヒロ)で夕飯が食えなくなります。

横にあるのはテックスのコーヒーですが、なかなか濃くて量も多くて甘いドーナツとよく合います。


幹線道路から少し下ったところに並行してホノカアの町のメインストリートがあります。ここもレストラン、骨董品のような店、アイスクリーム店、ガソリンスタンド、また映画の舞台にもなった古い木造の映画館(ホノカア・シアター)など、小さいながら、なかなか楽しくて可愛いところです。

それなりに海抜が高いので、海は見るだけですが、いつも青い空に白い雲があって遠くにハワイ島北岸の、気持ちのよい町です。

もっとも、最近血糖値が上がり気味で、ここでマラサダを食ってしまうと、その後ヒロで美味いものが食えなくなってしまうので、最近はトイレを借りるだけか、ヘタすると素通りするようになりました。とほほ。


ドライブインの駐車場から見下ろすと、ホノカアの集落が見えます。ハワイ島らしい急斜面に間取りのゆったりした家々が並びます。ハマクア・コーストの景色です。

ちなみにここから少し下って、メインストリートを西に8〜10kmくらい行くと、有名なワイピオ渓谷(Waipio Valley)です。

意外と距離があるのですが、ホノカアの街がお膝元になります。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ

2014年5月7日水曜日

マウナ・ケア山頂に行けなくてもヒロで宇宙とハワイ島の歴史・文化を味わえるイミロア天文センター

ヒロ大神宮からハワイ大学側に戻り、もうひとつ山側の通りに行くと、ハワイ大学の敷地内に、イミロア天文センターという科学博物館があります。


何だかスペーシーな建物が見えてきます。

入館料は当時で大人17ドルでした。やや割高に感じますが、多少でも天文学やハワイの歴史・文化に興味があるなら、ぜひヒロに行くなら見ておきたいスポットです。

ハワイ島はマウナケアの山頂に複数の天体観測所があるため、ハワイ大学の天文学部は盛んなようです。日本人にとっては、すばる望遠鏡を管理する国立天文台の方が馴染みが深いでしょうが。


この科学博物館の売りは、大きなプラネタリウムで宇宙体験ができること、また古代ハワイ人の科学技術が紹介されていることです。


たとえば、古代のポリネシア人は星の位置を頼りに広い太平洋をカヌーで航海し、ポリネシア、ハワイ、東南アジア、果てはニュージーランドまでカバーしていたようですが、そんな説明がなされています。

実際に当時の造船技術をベースにホクレア号という木造船を作り、星の配置を使った古代航法で1976年のハワイからポリネシアまでの航海を成功させたのを皮切りに、最近まで何度も太平洋中を行ったり来たりしていたそうです。



ちなみに受付でジャパニーズレシーバーを頼めば、日本語の音声解説機を借りることができます。私は多少英語に自信があるから、と見栄を張って借りませんでしたが、歴史や自然科学など特殊な単語がよく出てくるので、何だかあまり意味が分からず悲しかったです。


妻子はレシーバーでいろいろ説明を聴いて、よく分かった、面白かったと言っていました。

また、ここの隠れたお勧めは館内のレストランです。ランチバイキングで2011年当時で11ドルくらいだったと記憶していますが、味や種類が豊富で、洋食だけでなく、タイや中華、ハワイアンやエスニックもあり、本当に美味しかったです。

科学に興味がなくても、食事だけでもいいかと思います。申し訳ないのですが、食うのに夢中で写真を撮っていませんでした。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ


2014年5月4日日曜日

広大な溶岩台地を行く ~チェーン・オブ・クレーターロード

キラウエア火山に行くと、まずはビジターセンターでトイレを済ませたり、付近の地理を確認したりすると思います。

そしてそのまま車で直進してジャガー博物館から、白い噴煙を吹くハレマウマウ火口を見ることでしょう。

<ハレマウマウを見たときの写真はこちら

もうひとつ、火山国立公園に入って程なく、ビジターセンターの方に行かずに道を左に曲がると、チェーン・オブ・クレーターロードという、海に続く長い道があります。時間があれば、ここから海側まで行ってみることをお勧めします。

ここから海までは30kmくらいあり、普通に走っても40〜50分くらい掛かります。妻子からは、こんな黒い地面を延々見て何が楽しいんだ?と嫌がられましたが、ハワイ島の広大な大地を作った地球のエネルギーを感じることができます。

途中でハワイの鳥でもあるネネ(ワイルドギース)に会うこともあります。車で轢いてしまうと確か凄い罰金を取られるので、前だけでなく植え込みにも注意して運転してください。何より可哀想ですし。

やがて、ようやく大地が下り始め、向こうにハワイ島の南海岸が見えてきます。展望台で見たら、ちょうど虹が出ていました。


もう少し行くと道路が溶岩流で塞がれていて、車が通行できなくなっています。昔はカラパナというヒロの郊外のエリアまで海岸沿いの道が通じていたそうですが、今は通れなくなっています。

車を行き止まりのところに停めて少し歩いてみました。それなりに出入りは回転があるのですが、けっこう駐車スペースが限られているので、場所探しに少し苦労しました。


溶岩の上は、もともと溶岩の成分である石英が固まって細かなガラスの破片のようになっています。素足でサンダルとかだと何かの弾みで足を切ってしまうことがあるので、靴を履いた方が良さそうです。


先ほど車を停めたエリアは海から近いので、ハワイ島南岸の荒い外海でえぐられた崖の上から海を見下ろしてみました。波が荒々しく、岩がえぐれています。


ここから2時間くらい歩くと溶岩流が海に落ちて白煙を上げているのが見えるそうですが、Tシャツ、半ズボン、突っ掛けという軽装備では無理です。何か見えるかと思い、溶岩台地の海岸線の向こうを見てみましたが、さすが広大なハワイ島、見渡せる範囲で白煙のひとつも見えませんでした。



先日BSテレビでやっていましたが、ヒロから船に乗って見に行くか、カラパナから数時間掛けて歩いていくツアーを利用するのが良さそうです。

ちなみに道路から山側を見ると、こんな感じです。さすがビッグアイランドというべき、果てしない大地が見えます。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ