2018年5月25日金曜日

遊園地のようなヒルトン・ワイコロア・ホテルでイルカに会い、ラグーンでカヤック

ハワイ島北西部のワイコロア地区は、溶岩台地と広いビーチラインを開発して作った、一大リゾート地です。

日本の大きな旅行会社のハワイ島ツアーだと、おそらくこの辺に宿泊することになります。

雄大な自然、美しいビーチ、世界一美しいハワイ島のサンセット(夕日)、対照的な荒々しい溶岩台地、そして山側を見れば、標高4,000mを超えるマウナ・ケアとマウナ・ロアが見えます。

うちは妻も私もなぜかヒロが大好きなので、ヒロには必ず2泊か3泊します。

またキング・カメハメハ・コナ・ビーチホテルのビーチとか、そこからシュノーケリングのできるビーチがあるので、西側に泊まる時は、カイルア・コナに泊まることが多いです。

まずはクイーンズ・ショップで買い物

とはいえ、ワイコロア地区にもこれまでに3回泊まっています。

ワイコロアにはいくつか大きなリゾートホテルとコンドミニアムがありますが、まずはエリアの入口付近にある「クイーンズ・マーケットプレース」(Queen's Market Place)で飲み物や軽食を買い物です。

その横には「キングズ・マーケットプレース」(King's Market Place)もありますが、こちらはハイエンドで高価な有名ブランドの店など並んでいます。

ハワイ島でちんたら過ごしたい当家にはあまりご縁がないので、1回しか行ったことがありません。

ちなみに各ホテルの中にもショップもレストランもありますが、品揃え、コスパともイマイチなので(というか、街中から比べると高すぎ)、日に1度はここに来て、食材を買い、アロハシャツとか買い、さらに何だか(大して読めないのに)雑誌を買ったり、変な小物を買ったり。

ミニ電車や船で移動

さて、ワイコロア地区を海に向かって少し入り、巨大な屋外駐車場に車を入れます。


ここから歩いて、巨大なエントランスに向かいます。

メインのエントランスから入り、レセプションでチェックインしようとしたら、日本人専用のエントランスが1階にあると言われました。

階段を下っていくと、観光バスの車止めから直接入ってこれる場所にも小規模な受付があり、地元在住の日本人らしき方に手続きしてもらいました。


何棟かの建物があり、なぜか東南アジアみたいなお釈迦様、ヒンズーの神々、インドネシアの神話の登場人物みたいな像やら装飾物の並んだ廊下を何分も歩いていきます。



ところが、この館内はドイツのトラムのような小型電車と、これまた湾内クルーズみたいな船が周遊していて、5〜10分置きくらいに運行されているのです。

自分の宿泊している建物から、これに乗ってエントランスのあるメイン棟に行ったり、レストランのある一番海側の建物に移動したり。

これには子供も大喜び。

どこの子供もそのようで、乗り物ははしゃぐ子供たちでいっぱい。

ハワイにいるとついつい食い過ぎで、しかもクルマ移動で運動不足になりがちなので、できるだけ移動は歩いているのですが、歩きながら手を振ると、向こうも喜んでいっぱい手を振ってくるのが可愛いです。

船の航路には、庭園があったり、熱帯の鳥が歩いていたり、景色もなかなか楽しいです。

部屋に入ると、何と恐怖のウェルカム・ドリンクならぬ、イルカのぬいぐるみがベッドに置かれていました。

イルカには日本語で「僕を日本に連れていって」とまで書かれています(15ドルくらいだったように記憶しています)。

可愛いもの好きの息子は「連れて帰る!!!」と言い張り、今もこのイルカは我が家の片隅にちょこんと置かれています。



プールもあるがラグーンがおすすめ

さてホテルのメインの建物をそのまま抜けると、何だかギリシアの神殿を思わせるような階段があり、そこを下っていくと海があります。

向こうには、ハワイ島のガイドブックでおなじみの、謎の吊り橋のある巨大なプールがあり、そこはそこで素晴らしいのですが、海側に出て、入江のラグーンで遊ぶことをお勧めします。

ラグーンに向かう途中にはイルカのプールがあり、200ドルくらいでイルカ体験もできるようです(要予約)。

さて、滞在中はひたすらラグーンで泳いだり、シュノーケリングしたりして遊んでいました。

また、1回はカヤックを借りて湾内を周遊していました。

レンタルの際は部屋番号を伝えればいいので、飲食なども含め、現金やカードはなくても敷地内なら困りません(チェックアウト時に精算)。

あんたの操船が下手で船酔いした、と家族はさっさと降りてしまいましたが(ちょっと波はあったものの、湾内のカヤックで船酔いするのか?)。

ハワイ島を味わうという感じではないですが、東側のヒロなどと違って西側のワイコロアは雨もあまり降らないし、南国リゾートとしてはとても楽しめます。

少しコンドミニアム側にいくと、ペトログリフのある遺跡とか、石が敷き詰められた昔の街道とか、歴史を感じるモニュメントがありますが。


ちなみに翌年は、ここから2kmくらい離れたヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジという高級住宅街みたいなコンドミニアムに泊まり、その遺跡などへ散歩しました。

ここはここで素晴らしかったので、またあらためてご紹介します。

<関連記事>
高級住宅地風だが近くに遺跡まである意外にディープなアストン・ワイコロア・コロニー・ヴィラはかなりオススメ

2018年5月5日土曜日

キラウエア火山噴火で近隣の住民に避難命令が

テレビのニュースでも報道していましたが、キラウエア火山が噴火し、溶岩が住宅地に近づいているそうです。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180504-00000079-jnn-int

そのため、約1,700人の住人に避難命令が出されました。

もともとハワイ島南側のキラウエア火山のエリアからチェーン・オブ・クレーター・ロードを通って、南東の海沿いに道路があり、そこからカラパナ地区を通り、パホアを経由してヒロまで車で行けたようです。

<過去記事>

広大な溶岩台地を行く ~チェーン・オブ・クレーターロード

ところが1990年の噴火でカラパナ地区は流れ出た溶岩に飲まれてしまい、道路も寸断されてしまいました。

今、行き止まりになっているのも、溶岩の猛威が理由でした。

溶岩が近づいているエリアは?

いくつかのニュースを調べていると、前述のBBCニュースに、溶岩の脅威にさらされているエリアは、「レイラニ・エステーツ」(Leilani Estates)とありました。

http://www.bbc.com/japanese/44000368

ヒロから南下した郊外、パホアの少し先、あの温泉で有名な「アハラヌイ・ビーチ・パーク」より、さらにキラウエア側に行ったところです。

パホアから東側とかもう少し南下したマウンテンビューやボルケーノ・ヴィレッジには、ハワイ島の雄大な自然に魅了されて、移り住んできた自然派施行芸術家が多いと聞きます。

 (ヒロから郊外に出て、パホア地区に向かう道)

その手前に母の知人のクリスチャン仲間の方が住んでいて、一度ご自宅にお伺いしたことがありますが、何と水道はないので雨水を貯めてろ過する設備が屋根にありました。

また下水もないので、たとえばトイレは微生物に分解させた後、溶岩台地に還元しているようです。

と言った、わりとインフラ整備もあまりないような、ワイルドなエリアです。
(母の知人宅のラナイから庭と隣家をみる。とにかく広い)

その手前のハワイアン・パラダイス・パーク(Hawaiian Paradise Park)は、一時期日本のデベロッパーが日本人向けに大規模に分譲し(けっこう割高な価格だったようですが)、あちこちの媒体で紹介されていました。

また、地元に人に聞いた話では、昔はヒッピー文化の人などが流れ着いたところで、場所によってはクスリとかやっている人もいてハワイ島の中では、やや治安の悪いところだとも聞きました。

そういえば、うちのハワイ蔵書にあるこの本の筆者もこのエリアのようです。


いずれにせよ、この生きている火山の脅威がハワイ島の魅力であり、地球でも屈指のパワースポットであり続けるということです。

とはいえ、いくら女神ペレの気まぐれに直面しているエリアとはいえ、住む場所が危機に晒されているというのは非常に大変なことでしょう。

周辺に住む方々の無事と、被害が最小限で済むよう、遠い日本からお祈り申し上げます。