2014年2月26日水曜日

ハワイ火山国立公園 ~間近で見るハレマウマウ火口

このブログのために、昔の写真を見返すことが最近めっきり増えました。デジカメなのをいいことにばんばん写真を撮りまくり、その上、最近はデジカメに併用してiPhoneの内蔵カメラでも写真を撮るので、うちのネットワークハードディスクの容量がみるみるうちに少なくなってきます。そんな中に、今となっては超貴重な写真を見つけたので、アップします。

ハワイ島といえば、今でも溶岩を垂れ流し、噴煙を上げ、ハワイ島の大地を今も拡大させ続けているキラウエア火山(地元では単にVolcanoと呼ばれています)が有名です。

ヒロ(Hilo)から行く場合には、11号(Hawaii Belt Road)を約40kmほど南下します。すっかり家や町がなくなり、高原地帯に入ってきて、何やら空気がひんやりとしてきます。やがて、「Hawaii Volcano National Park」(ハワイ火山国立公園)という看板が見えてきます。日本だとやれ箱根とか草津とか浅間とか名前があるのに、Volcanoが名前かと思うと、何だかシンプル過ぎて楽しく感じます。

そこから1~2kmほど行き、左折レーン(右側通行なので、日本の右折のように対向車線を横切ります)から入ると、国立公園の料金所があります。車1台につき、つまり一家で10ドルです。レシートをもらいますが、これは1週間有効なので、再度Volcanoを訪れたいなら、捨てずに取っておくといいでしょう。

Volcanoに入ると、キラウエア・カルデラと呼ばれる、ハレマウマウ火口を中心とした巨大なすり鉢状の溶岩台地が広がります。このすり鉢は周囲17kmもあるそうで、車でも20分くらい掛かった記憶があります。



中核にあるのはハワイ島の女神ペレ(ハワイ語ではMadame Peleと呼ばれて、親しまれつつ畏れられています)が住むという、ハレマウマウ火口で、今でも白い噴煙をモクモクと拭きあげています。女神ペレは、火山や大地の強大なエネルギーを象徴だと個人的には思っていますが、確かに妻が激怒する様を見ていると、どこか火山の爆発を連想するので、感覚的に納得できる話です。

さて、以下の写真は2007年9月に訪れたときの写真ですが、このときは珍しく噴火がなかったので、車でクレーター・リム・ロード(火山の縁通りで、これまたそのまんまの名称です)の周囲を走り、そしてハレマウマウ火口の脇に車を停めて中を覗き込みました(現在は、噴煙が上がっているので、河口付近へ近づく道は封鎖されています)。

元々は海だった場所で火山が爆発して、標高4,200mの山2つと、このようなどこまでも続く巨大な溶岩台地、そして何より四国の半分の大きさという島が作られたということで、大地のエネルギー、地球は生きているということを感じる場所です。



2014年2月25日火曜日

ドトールのコナ・コーヒー園(マウカメドウズ)と海の眺め

ヒロ(Hilo)の話が続いたので、またコナに戻ります。コナといえばコナ・コーヒーが有名ですが、もともとはブラジルからハワイに持ち込まれたコーヒーの木をあれこれ試行錯誤を繰り返しながら育て、最終的に寒暖の差が大きく、適度に雨も降るコナの高台で元気に生育することが分かり、それが広がって、現在のようなコナの名産品になったそうです。

日系人の移民にとっても、ひどい契約でサトウキビ畑などで働き、それでもコツコツとお金を貯め、コナの高台に土地を買い、急斜面を苦労して整地しながら、ようやく成功することができたのは、コーヒーのお陰と言えそうです。

4,000mの山を2つもつハワイ島は、海から急激に標高が上がり、急斜面から一気に海抜700mとか1,000mとかになります。コナの町からも斜面の上を見ると、ずいぶん上まで家が立ち並んでいます。このうちカイルア・コナ(コナ地区の中心部)からやや南方のホルアロア(Holualoa)から南部のキャプテン・クック、さらにその先の南コナ・エリアまで約500~600のコーヒー農場があるそうです(少し古い数字なので、今はもう少し減っているかもしれません)。

この中で我が家がよく行くのが、日本でもお馴染みのドトールのコーヒー農場「マウカメドウズ(Mauka meadows)です。Maukaはハワイ語で山の意味なので、「山の草地」という意味でしょうか。

コナを出て、キンカメ・ホテルの前の道をそのまま登ります。コナ空港に行く19号線をそのまま横切り、さらに190号線をずっと真っ直ぐ登り、しばらくすると、住宅地に出ます。コナの中心地を出て数分ですが、すでに標高は300m以上あります。

そのうち登坂車線があり、さらに歩道橋があって(ハワイの歩道橋をわざわざ通る人がいるのか知りませんが)、今度は少しずつ島の北側に進んで行くと、180号線との交差点に出ます。まるで鈴鹿サーキットのヘアピンカーブのような急カーブを右に入り、そのまま山の中腹にある細道をしばらくクネクネと進んで行きます。

しばらくすると、ドトール農園の看板が見えてきます。その隣りにはUCCのコーヒー農場もありますが、残念ながらこちらは要予約とか聞いていたので(最近は分かりませんが)入ったことがありません。すぐ右手、道路の海側に駐車場があります。以前はインターホンで係の人に断ってから入場していましたが、最近はゲートが開けっ放しになっていて、勝手に入っております。

看板の指示に沿って急斜面を降りていきますが、遊歩道のエリアは熱帯植物園になっていて、こんなふうに花が咲き乱れています。


木々や花々はとても綺麗に手入れされていて、また斜面の遥か下にはカイルア・コナの町を大きく見渡すことができて、さらに暑い日でも高原の爽やかな風が吹き抜けていき、とても気持ちのいい場所です。

この写真の右側の木の向こうには、コーヒーの木が並んで植えられています。以前に2007年に行ったときにはコーヒーの木のオーナー募集をしていたのですが、まさかそのときは毎年来るほどこの地にハマるとは思わず、「木は欲しいけど、今度いつ来るか分からないからねえ」なんて見送ってしまったことがありました。すでに離婚されてしまいましたが、女優の沢尻エリカさんが結婚式をここで挙げて植樹したのは、その数カ月後のことだったのを覚えています。

すでに農地は一杯で、当面は木のオーナー募集はしないと聴きました。今となっては残念でした。


また途中の庭園には、花のアーチなどがあり、アンセリウムやこんなトーチ・ジンジャーを間近で見ることもできます。


その下にはレモンやミカンなど柑橘類の木々が並び(いつも勝手に取って食べていいですよ、と農園の人に言っていただくので、ミカンとか食いながら歩いていきますが、けっこう酸っぱいのに当たったりもします)、またマンゴやマカデミアナッツの木もあります。コナの高台は蒸し暑くなく温暖で午後や夕方に適度に雨も降るので、コーヒーだけでなく、花も果物もこれでもかと元気に青々と育っています。

やがて下にまるで天からコナの美しい海に続くように見えるスカイブルーの池があり、その脇の休憩所で一休みしながらこの農場で穫れたコナ・コーヒーを試飲することもできます。


屋根のついた休憩所の脇には売店と焙煎小屋があります。以前、8月中旬に行ったときは、ちょうど焙煎小屋で収穫された直後のコナ・コーヒーの焙煎がされていて、あまりのいい香りに頭がクラクラしてしまい、いくつもコナ・コーヒーを買ってしまいました。

ちなみにいろいろ種類はありますし、Extra fancy、Fancy、Peaberryなどありますが、私のオススメは最近ラインナップに加わったお徳用70オンス(1オンスは28gなので、70x28で196g)サイズです。味の違いは私のような素人には分からないし、むしろまろやかで香りのいい100%コナ・コーヒーを遠慮会釈なく楽しむことができます。


ちなみにこのマグカップは、Just Ukesという、以前はコナとキャプテン・クックの間にあるカイナリュー(Kainaliu)という町にあった小さなウクレレ屋さんでもらったものです。今はワイコロアのQueen's placeとコナのモクアイカウア教会の海側、もしくはフリヘエ宮殿の隣りのショッピングセンターに店舗を構えているのを見ました。店員さんは以前の店で会った人ではありませんが。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ



2014年2月22日土曜日

水曜と土曜の朝はヒロのファーマーズ・マーケットで朝食にしよう

ハワイではあちこちで小さな市場=ファーマーズ・マーケット(Farmer's Market)が開かれています。日本語だと朝市と訳されることが多く、実際やっていることは同じですが、午前中で終わるところと、けっこう午後2〜3時くらいまでやっているところと様々です。

もっとも終盤になってくると、来訪者も少なく、それでも売れ残りもあり、出店者たちが紙コップのコーヒーを飲みながら談笑していたり、何だかハワイ島らしいのどかな光景が見られます。

そんな時に買い物すると、オマケを入れてくれたり、昼飯が食えなくなるくらい、これでもかと試食されてくれたり。ハワイ島愛が燃え上がる瞬間です。


ハワイ島でもっとも大きなファーマーズ・マーケットはヒロ(Hilo)の中心地で開かれているものでしょう。基本的には毎日、商店街脇の専用エリアで開催されていますが、大規模なのは水曜と土曜の朝で、そのときは弁当屋、惣菜屋、ハチミツ、ジャム、コーヒー、アクセサリー、服飾、石鹸、アロハやTシャツ、古本やCD、マッサージ、謎の秘薬など様々な物品を売る店が並びます。

一度月曜とか普通の日に行ったことがありましたが、こじんまりと数軒の農家らしく出店があるだけで、トマト、タマネギ、ピーマンや、パイナップルやマンゴ(ハワイ島好きなら、「メンゴー」と発音しないといけません)などのハワイ島でよく見かける野菜と果物が売られているだけでした。まだ一般の店もやっておらず、でも出店での弁当も買えずにひもじい思いをしたのを覚えています。

ジャムやハチミツ、フルーツなどは試食させてくれるので、出店者と会話を楽しみながら、自然いっぱいのハワイ島産フードを楽しめます。うちの妻などは出店者の顔を覚えていて、「あのハチミツ屋のあんちゃん、去年もいたなあ」とか「タイ料理屋のおばちゃん、去年より顔色悪いけど、大丈夫かな」などと言っています。しつこい物売りとかもせず、和気あいあい、のんびりしたムードです。

土曜の朝とかにヒロにいるときは、朝からここに来て、スパムむすびやサンドイッチ、またはタイ風焼きそば(パッタイ)を買います。あと、いくつかの屋台で自家製らしき酸っぱくてよく冷えたレモネードを売っているので、暑い日はそれを買って喉を潤しながら、ショップを見て回ります。

買ったご飯や弁当は、近隣にどっかと腰掛けて食うこともあれば、また車で海沿いまで戻って、ココナッツ・アイランドで食ったり、天気がイマイチのときは(とにかくヒロはよく雨が降ります。まさにヒロ・シャワーです)、ホテルのラナイで食ったりもします。

また石鹸とか天然成分で作ったというアロマ・オイルとか、ジャム、ハチミツをお土産や自宅用に買う時もあります。特に毎回見かける自作石鹸屋では、何か昔の映画やファッション雑誌のようなパッケージに、小洒落た名前を付けて、様々な香りの石鹸があり、まとめて買って、ついでにオマケしてもらったりしています。2013年末に行った時は、時間が遅かったせいか見掛けませんでしたが。

写真を見ていただくと分かりますが、ファーマーズ・マーケットのエリアは土と砂利の広場の上にテントを張っただけの場所です。雨が降ると足元の凹んだ場所に水が溜まって、時々ゴム草履やサンダル(どうもハワイ島はゴム草履がよく似合います。だいたい、突っ掛けで行くのですが、よくウォルマートで安いゴム草履を買って滞在中に履いています)ごと足を突っ込んでしまうことがあります。まあ、それもハワイ島のご愛嬌ということで。

ほかにもコナ、ワイメア、そしてヒロから10kmくらい離れた郊外のマクウという場所のファーマーズ・マーケットも見ましたが、それはまた近々。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ

2014年2月21日金曜日

ハワイ島の手作り名物スイーツ 〜ビッグ・アイランド・キャンディーズ(Big Island Candies)

ハワイ島の名産といえば、やはりコナ・コーヒーが有名です。コナ(正確にはコナの中心地よりやや南側の高台にあるホルアロアとかがコーヒー園が多いように思います)はハワイ島の西側中部になります。

これ以外にも北側の海岸ハマクア・コーストで穫れるハマクア・コーヒー、南部のカウ地区で穫れるカウ・コーヒーなども美味しいです。特にエリアによって大きく気候が変わるハワイ島とはいえ、カウ地区とコナ地区は隣接しているので、栽培条件でそんなに差がないようにも思えるのですが。

それではコーヒーに合うお茶受け(コーヒー受け?)は何があるかと訊かれれば、文句なくオススメできるのが、ビッグ・アイランド・キャンディーズ(Big Island Candies)のお菓子です。クッキーとチョコレートが中心ですが、ここの定番といえば、クッキーを斜め半分チョコレートでコートしたショートブレッドです。



場所はヒロ・ハワイアン・ホテルやココナッツ・アイランドのある海沿いのバニヤン・ドライブからメインのキラウエア通りに出てきて、そこで右折しないで直進し、1~2分行くと、特徴的な工場兼直営店のチョコレート色の建物が見えてきます。内陸なのでやや分かりにくいですが、

建物の前は広い駐車場があり、ここはヒロ観光の定番でもあるため、レンタカーや観光バスが何台も停まっているはずです。

中に入ると、すぐ入口で複数のお菓子のかけらが入った試食カップが配られます。またその奥ではコナ・コーヒーのサービスもあります。甘いもの食って、苦くて熱い飲み物を飲むのは日本もハワイも同じようです。この入口付近には、日系人もしくは現地在住の日本人の方がいるので、言葉が通じなくて困ることはありません。

ヒロの町の素敵なところは(ヒロだけではないですが)、日系人が多く、思わぬところで日本語が通じるところです。しかも、8月初旬の週末になると、あちこちの寺でボンダンス(盆踊り)をやるのが楽しいです。以前8月上旬に行ったときは、ビッグ・アイランド・キャンディーズのすぐ近くのヒロ法眼寺(その隣りは、フラの祭典メリー・モナークの会場です)で妻子を連れて踊ったことがありました。何だかちょっとエキゾチックな柄の浴衣を着て、様々な人種が汗だくになって日本の盆踊りを踊っているのは、子供の頃を思い出して、幸せな気持ちになりました。

ショップではあちこちで試食用のお菓子があるので、手作りショートブレッドやチョコレートを楽しみながら、お土産選びをすることができます。血糖値の高い私にとってはよくないのですが、あれこれ味わえるのは楽しいです。

ショップからはお菓子工場の様子も見えるので、現地の女性たちが手作りでチョコレート・コーティングしているのは、けっこう楽しいです。うちの息子も試食しまくっているのですが、工場のおばちゃんから手を振ってもらって喜んだりしています。

地味に見えるヒロですが、山ほど見どころがあります。その中でもこのお菓子工場はいの一番に来る観光スポットだと思います。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ

2014年2月20日木曜日

ハワイ島を10倍味わい尽くすためのハワイ島入門書 ~必ず読むべし

私はハワイ関連、特にハワイ島関連の本を集めています。今回はその中でもハワイ島初級者必須の3冊をご紹介させてください。

まずは私にとってバイブルとも言える、「行くべし ハワイ島 見るべし ハワイ島」(へなちょこ・しゅん著、ソニーマガジンズ、2005年)。モーハワイという総合ハワイ情報サイトの編集長へなちょこ・しゅんさんという方がハワイ島を隅々まで縦横無尽に旅して、自らデジカメで写真を撮って作られた超主観的ハワイ島ガイドブックとしては、最高の1冊です。



初期の我が家のハワイ島旅行でも地図は忘れても(もっとも広域マップなら、行きのハワイ島行きハワイアン航空が着陸する前に、フライトアテンダントが「マァーップ」とか行って配ってくれるので、ハワイ島全体とコナとヒロの中心部は大丈夫です)、この本は持参していました。各エリア毎にけっこう奥の方の土地や名所まで入り込んで取材していて、また写真も豊富なのでハワイ島の雰囲気をしっかり味わうことができます。

もう10年近く前の本ですが、あまり変化のないハワイ島なので、私のここ数年の調査(単に遊び歩いているだけ?)でも、1、ハワイ島北端の町ハヴィのT字路にあったレストランがなくなった、2、ヒロのワイアケア池の脇にあった和食レストランMiyo'sがもう少し二つほど東側の通り、Big Island Candies脇に移転したくらいの変更で、大半の情報は今でも有効です。

たとえば、この本で紹介されていた、リゾート地ワイコロアから島の高原地帯に登っていく山地の中腹にある「ワイコロア・ビレッジ」(Waikloa Village)という集落のスーパー「ワイコロア・ビレッジ・マーケット」のマラサダ(ハワイ風ドーナッツ)が美味いということで、実際にここを通るとマラサダを買っています。お店のおばちゃんに「日本の本でも、この島で一番美味いマラサダと紹介されていたから、はるばる買いに来たんだ」といったら、「そうよ、とても美味しいわよ」と言って「特別よ!」と2つオマケしてくれたりして、こういうやり取りがまたハワイ島愛がブーストされる瞬間でもあります。

本自体が絶版で、中古でしか手に入らないのが最大のネックかもしれません。

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次は実際にハワイ島で暮らしている方による生活感溢れるライブな情報満載の「極楽ハワイ島の暮らし方」(能丸千秋著、山と渓谷社、2005年)。


著者の能丸さんという方は、天文台に勤めるご主人と息子さんとヒロで暮らしている方です。ああ、俺も旧帝大の物理学科に入って宇宙物理学か天文学でもやっていれば、こういう方法でハワイ島に住める可能性もあったのに、と臍を噛む思いですが、残念ながら数学も物理もイマイチだった私は文系に転んでしまいました。私は数学も物理も好きだったのですが、先方は私のことを好きでなかったのが悲劇でした。

この本の壮大な続編という感じのこの方の日記は毎日のように更新され、笑いあり涙ありのホットなネタが綴られています。情報がヒロ寄りですが、ハワイ島の様子がよく分かります。この本で基本を押さえ、能丸さんのWeb日記で最新情報を知るというのが理想的でしょう。ハワイ島愛はもちろんですが、ヒロ愛が広がれば、さらにうれしいです。

ヒロ愛という意味では、小林聡美「アロハ魂」や平野恵理子「ハワイ島アロハ通信」もほっこりさせられます。「アロハ魂」のライブ感溢れる旅の記述は底抜けに楽しく、しかもハワイ島の温暖で静かだけど、しっかりパワフルな感じが伝わってきます。

また平野さんの本は、今はなきシンマチの中心地にあるホテルで、いろいろな人との出会い、町の風景などが長期滞在旅行者の目線で語られています。実は、このホテルに泊まりたいと探していて、それまで泊まっていたヒロ・ハワイアン・ホテルから、ヒロ・シーサイド・ホテルに切り替えたという経緯があります。平野さんが泊まったホテルはもう閉鎖してしまいましたが、安くて庶民的な環境という意味では、小さくて地味で、でも小綺麗で真ん前に海が見える(しかもその入江はパワースポットだと言われています。あまりそういう感じもない静かなヨットが何艘も係留されている入江なのですが)ヒロ・シーサイド・ホテルをうちの一家は愛しています。

  

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最後は池澤夏樹さんの「ハワイイ紀行」。これはハワイ島というより、ハワイの歴史から文化、サイエンスまでを網羅したハワイ愛が結晶化したような、550ページの大著です。ハードカバー版と文庫版がありますが、やや内容を加筆したという文庫版の方がよいかもしれません。



内容は、ハワイ諸島の地質学、固有の生物など生態系、そして古代ポリネシア人がどのようにやってきたかと言った歴史。フラやサーフィンといったハワイ固有の文化、ホクレア号の古代ポリネシア人の星を使った航海術など、ありとあらゆるハワイを知ることができる池澤氏の最高傑作といえる1冊です。

中級編については、いずれまたご紹介させてください。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

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2014年2月18日火曜日

マウナ・ケア山頂で太陽と大地のパワーを浴びる(サンライズツアーに行った人の話)

初めてハワイ島に行って魅了されから、ひたすらハワイ島関連の本を買い漁っています。

今ではハワイ島に関する本だけで、本棚を一列占拠しているほどです(自分ではハワイ島文庫と読んでいます。そのうち名著を紹介させてください)。

そのうちのひとつにNHK出版が出している「すばる天文台」の本があり、深宇宙の写真に混じって、まるで砂漠のような幻想的な雲上の世界に人工的なドームが林立する不思議な光景の写真が載せられていました。

その美しい写真と同じような写真を数年以内に自分で撮ってくるぞ、と思っていましたが、実は職場の加藤夏希似の後輩が私より一足先に友人たちとハワイ島を訪れ、見事なハワイ島マウナ・ケアに昇る朝日の写真や、朝焼けを受けて輝く天文ドーム群の写真を撮ってきていたので、それを提供してもらうことにしました。

まず最初にマウナ・ケアの美しくも神聖なご来光の写真を提供してもらいました。


私自身が四半世紀くらい前から気功をやっているのですが、この写真を見ながら、この太陽の光を、あるいは好調ならこの光球ごと臍下丹田に吸い込むようなイメージで呼吸をするだけで、朝のマウナ・ケアの清浄な気とハワイの太陽の活力が自分の中に入ってくるような図柄です。

あるいは叡智の象徴である明けの明星(金星)の光球を額にある上丹田で吸い込むという技法もあります。

これはまさに土佐の岩窟で瞑想をしていたら明けの明星が飛び込んできたという弘法大師の世界です。

朝の太陽だと熱気が強すぎて、喉(ヴィシュダ)や胸(アナハタ)のチャクラならいいですが、上丹田(アジーナ)は、清涼な天の気の方が良いように感じます。あくまで個人的な経験則ですが。

閑話休題。日本でもそうですが、ハワイアンにとってもマウナ・ケアは聖地であり、パワースポットです。さらにいえば、世界中の天文学者、天文ファンにとっても聖地なのは間違いありません。実際にはこんな様子で天文台が並んでいるそうです。



マウナ・ケアに近いワイメアの町では夜はできるだけ暗くしたり、街灯を淡いオレンジの光にしたりして(オレンジの街灯というと、オヤジ世代なので松任谷由実の「星空の誘惑」を思い出します)、山頂の天文台の観測を妨げないように配慮しているとか。

そういえば昨年夏に横浜港の赤レンガ倉庫で開催されたウクレレピクニックというウクレレ祭りで、国立天文台からすばるの建て替えの寄付を募っていたのを思い出しました。

次の募集で二〜三口くらい出しておかないと。


ここはご来光なんで東側を撮影したのだと思いますが、向こうの天文台の向こう(南側)を見ると、朝のさわやかな空気の中に、マウア・ロアが見えます。マウナ・ロアはハワイ語で長い山という意味ですが、まさになだらかな地形が雲海の上に広がっていて、これまた幻想的な光景です。

マウナ・ケアより若干低い標高4,169mですが、それでも4,000mを超える雄大な山が2つも火山活動によって作られたとは、大地のパワーに驚かされます。

マウナ・ケアの山頂ツアーは現地にいくつかのツアー会社があり、1人150~200ドルくらいで参加できるのですが、マウナ・ロアの山行というのは聞いたことがありません。

私のハワイ島文庫の中でも、「Coyote」というマニアックな雰囲気の雑誌の41号でどこかの冒険作家がキラウエアからマウナ・ロアからマウナ・ケアを経由してハワイ島を縦断するという話で、マウナ・ロアの山頂付近の様子が出てくるのくらいしか記憶にありません。

その作家は相当大変だったみたいで、けっこうボロカス書いていましたが。



2007年に2度めにハワイ島に行った時は、ハワイ火山国立公園内にあるボルケーノ・ハウスという伝統あるホテルに泊まりました(一時期改修のため閉鎖されていましたが、昨年あたりからリニューアルオープンしたようです)。

朝6時半に目が醒めて、ホテルの2階の窓から外を見ると正面に白煙を静かに吹き上げるハレマウマウ火口、右手にマウア・ロアの雄大なシルエットが見えて感動したものでした。

ちなみに今回写真を提供してくれた美女軍団です。彼女たちもぜひハワイ島にハマってくれると、とてもうれしいのですが。

今回は彼女たちの写真に魅せられて、他人様のネタを書いてしまいましたが、将来的には私自身で撮ったマウナ・ケア山頂の写真をアップいたします。



**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

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2014年2月16日日曜日

早起きはマウナ・ケアの得 ~ヒロ湾から望む

ヒロ湾からココナッツ・アイランドを右手に見て、リリウオカラニ公園を左手に見て進んでいくと、ヒロ湾とマウナ・ケアの絶好の見晴らしスポットがあります。

車1台分の一方通行の車道と十分な広さの歩道が付いており、ジョギングや散歩する人たちがいます。




マウナ・ケアというのはハワイ語で白い山という意味で、この真冬でも海水浴のできるハワイで珍しく雪を被って白く見えることから、この名が付いたと言われています。オカルト好きの人に言わせると、日本の白山、ヨーロッパのモンブランと並んで白山信仰の、、、と来ますが、おそらく雪の色だと思います。

ただし、雨の町ヒロでは、これまでの経験では、いつも3日滞在して鮮やかにマウナケアが見られるチャンスはだいたい1回だけでした。それも空気がまだ冷えていて水蒸気でモヤや霞が掛からない朝8時前が狙い目です。

うちは以前はよく、ヒロ・ハワイアン・ホテルに泊まっていました。

ここだとオーシャンサイドの部屋からは、ラナイに出るとそのままヒロ湾からマウナ・ケアまでが見渡せます(以前、ヒロ湾にダブル・レインボウが掛かったのを見たこともあります)。

海と反対側のバニヤン通り側でも、ホテルの真ん前がココナッツ・アイランドなので、朝食前の散歩がてら見に行くこともできます。

最近はこの小さな半島の反対側にあるヒロ・シーサイド・ホテルというところに泊まっているので、朝は少し早めに起きて15分くらい散歩して、このスポットまで行っています。

なだらかに見えるマウナケアですが、標高4,205m、つまり富士山より500m近く高いことになります。

キラウエア火山のハレマウマウ火口脇のジャガー博物館に行くと模型や図がありますが、ハワイ島のあまりに大量で流れやすい溶岩のお陰で、なだらかなのに高いという不思議な地形になっています。

容積でいうと、富士山が私くらい、マウナケアが小錦さんくらいではないかという感じです。

てっぺんには日本のすばる望遠鏡をはじめ、世界各国の天体望遠鏡が並んでおり、観測ドームが肉眼でも見えます。

ハワイアンの聖地なので、観測ドームの数は最大13本までとしているそうです。

地元の専門業者さんが提供するマウナ・ケア登頂ツアーに参加すると山頂まで車で連れて行ってもらえますが、残念ながら子供が小さいときは年齢制限で参加できず、子供が9歳になった今は、「俺は山の上はいい、パパだけ行けば?」と言われ、なかなか踏ん切りがつきませんが、いつかはすばる天文台やご来光を拝みたいと思っています。


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2014年2月15日土曜日

私の好きなオールド・タウン、ヒロ(Hilo)

ハワイ島の観光地の中心は、温暖で太陽の降り注ぐ西側で、島の西側中央部にあるコナ、そこから北部に20kmくらい上のコハラコーストにあるリゾート地・ワイコロアかと思います。

コナは温暖な南国の土地で、ハワイ島でもっとも人の多い町です。海外線に沿ってホテルやコンドミニアムが並び、急激に標高の上がる傾斜地には住宅が並び、富裕層やリタイア層らしき人のコミュニティがあります。

かつてセミリタイアして、ハワイ島の魅力をいろいろ紹介してくれた加藤賢一さんの家もこの辺りでした(私の親くらいの世代ですが、まだご健在ならいいのですが)。



ウォルマートやKTA、その他ショッピングセンターやスーパー、レストラン、ファーストフード店などもあちこちにあり、住むにしても滞在するにしても不自由しません(クリスマスに行ったときだけは、開いている店がほとんどなくて困りましたが)。


そこから北側の海岸線に沿って200km東側に行くと、ハワイ島の政治・経済の中心であり、歴史的なオールド・タウンでもあるヒロに着きます。

荒涼とした火山岩の山地を北上し、マウナケア山の北側にある高原の町ワイメアで一休みし、そこからハマクア・コーストと呼ばれる絶壁の渓谷のハワイ島北岸の道をひたすら行くので、ハワイ島の大きさを実感するドライブです。

何だかタイムスリップしたような、また雨が多いので何か曇ったようなイメージのある素朴な町並みが目に入ってきます。

実際、このパノラマ写真のように、海岸沿いの中心地にあるオールド・タウン(昔の日系人が作った町なので、シンマチと呼ばれています)には築100年とかの木造の2階建てビルが並び、ワイキキの商業エリアに慣れた人には信じがたいような風景でしょう。

前述の加藤さんの本でも、明るくて温暖なコナはいいけど、雨が多くて地味なヒロ側はイマイチ的な説明がありました。

また、以前ヒロ・ハワイアンホテルで話をしたホノルルから来たという日系人の老夫婦も「ヒロ? 雨ばかりで暗いでしょ? コナの方がいいわよ。親戚のお墓参りで来たけど、観光なら来ないわ」とか、ひどいことを言っていました。

ところが我が家はなぜか夫婦ともどもヒロが大好きで、ハワイ島に行くときは必ず日程の半分はヒロに滞在するようにします。紫外線に弱い妻に至っては、ヒロだけでもいいと言っているくらいです。

ヒロには高級なホテルがなくて、一番いいはずの海沿いのヒロ・ハワイアン・ホテルでさえ、ホノルルのB級ホテルの下、いやC級ホテルといい勝負です。

ところが有名なキラウエア火山(地元でも「ボルケーノ」=火山としか言いませんが)に行くには、150km以上あるコナに比べると、40kmくらいのヒロからの方が便利です。

また上の写真にある中心地にはレストラン、カフェ、プレートランチ屋、お土産物屋、天然素材の化粧品屋などが並び、なかなか素朴なハワイを味わうことができます。

その上、小規模ながら動物園、植物園、博物館などもあり、意外に楽しい町だと思っています。

もちろん、湾内の聖地(パワースポット)ココナッツ・アイランド(ハワイ語では「モクオラ」=生命の島といいます)やその先のビーチパークなど、ハワイらしく海を楽しむこともできます。

朝や午後遅くになると、海沿いでウミガメ(ハワイ語で「ホヌ」といいます)を見ることもあります。

以前チリ沖地震の際に津波が押し寄せて犠牲者も出たことから、ヒロ湾の入り口には大きな堤防が作られ、波の荒いハワイ諸島の北側にしては湾内の波はわりと静かです。

スタンディングパドルとかでのんびり遊んでいる人とかも、よく見ます。

島の東から吹いてくる貿易風の影響で3日のうち2日は雨が降るというほど、雨の多い町なのですが、2013年末に行った時は記録的な豪雨が続き、洪水注意報が出たりしてびっくりしました。

何となく街中が湿っぽいのはご愛嬌ということで。

**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ

2014年2月14日金曜日

コナの夕陽(ハワイ島カイルア・コナ)

コナの海はとても美しいです。それと並んでもう一つコナの名物は、美しい日没の風景です。通称、「コナ・サンセット」と呼ばれています。

コナの夕日の写真はたくさん撮っていますが、2013年の年末に撮ったのが次の写真です。


コナの海沿いの道路は、アリー・ドライブ(Alii Drive)と言います。Aliiはハワイ語で王侯貴族を意味します。米国に併合される前のハワイは、神官、王族、貴族が社会を支配する階級社会だったことを思わせます。

またハワイ諸島を統一したカメハメハ大王が晩年、現在のキング・カメハメハ・コナ・ビーチホテルのビーチのある場所に庵を作り、そこで過ごしたということで、まさに王の居住地だったです。

その横に王族の夏の離宮として作られたフリヘイ宮殿(個人的には、宮殿というより、湯島にある岩崎邸を思い出します)もあります。

この写真を撮ったのは、アリー・ドライブを8kmくらい南下したところにある、ケアウホウ・ショッピングセンターです。この近くにはシュノーケリングに適したカハルウ・ビーチ・パークがあったり、その横には巨大なマンタ(オニイトマキエイ)のやってくる入江があったりする、海遊びの楽しめるエリアです。

ここのKTAは惣菜や弁当がコナ中心地より少なくてちょっと不満ですが、その横のLongsというドラッグストアで水やビール、日用品などを買い込んでいます。

ちなみにおみやげのチョコレートとかマカダミアナッツも、ついついABCマートやホノルル空港(ダニエル・イノウエ空港に名前が変わりましたが)で買ってしまいますが、LongsとかWalmartで買った方が全然安いです。

このショッピングセンターから坂を上がったところにハワイ島出身でハワイ風創作料理で有名なサム・チョイ's というレストランがあります。

モノは試しと入ってみましたが、ちょっと奇を衒った味で、家族には不評でした。

確かに私もハワイ島に来ると、プレートランチ(弁当)とかショボいエスニックとかB級グルメがとてつもなく美味しく感じます。きっと肉や野菜とか素材がいいのだと思います。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ


2014年2月11日火曜日

コナの散歩道(ハワイ島ガイド)

最初に泊まったホテルがここコナ (Kailua Kona) の中心地にあるキング・カメハメハ・コナ・ビーチホテル (King Kamehameha Kona Beach Hotel) です。

地元ではキンカメと呼ばれています。5段階で3〜4くらいの中くらいのグレードですが、中は小綺麗でリニューアルした部屋は爽やかで、私は不満はないです。
King Kamehameha Kona Beach Hotel from Alii Drive


すぐ前にABCマートがあって飲み物、軽食、日用雑貨には困りません。

ちなみにこのABCマートで5ドルで売られているTシャツも安くてデザインも豊富で、ついつい現地での普段着代わりに毎回のように買っています。

また中国製ではありますが、ABCマートで20-30ドルくらいで売られているアロハシャツは、意外にデザインがいいのがあります。

数年前に経営母体が変わってマリオットグループになったり、3.11のときは津波でビーチの砂が流されたり(タイだかベトナムの砂を補充したとか)、海辺のレストランが破壊されたり、このホテルでもいろいろあったようです。他にもいくつか泊まりましたが、地の利や設備、周囲の風景など総合得点はここが一番いいように思います。

とりあえずコナに滞在しているときは、このホテルの脇にあるビーチを見て、その脇のカイルア桟橋から沖合の船を見たり、透明な海の底を見たり(ウニがあちこちにいるので、妻はいつも取って食べたい~と言うのがお約束です)、海辺にあるハワイ最古のキリスト教会「モクアイカウア教会」の特徴的な尖塔を見たりしてのんびり過ごします。

From Kailua Pier (panorama)

その後、堤防の上を歩きながら、モクアイカウア教会やその先のコナ・ショッピングセンターを回って、時折海側に出たり、ショッピングセンターでコナコーヒーのアイスクリームを食ったり。

けっこう人通りが多くてレンタカーの駐車場所に困りますが、うちはよくホテルの上、もしくはそのまた上にあるショッピングセンターの駐車場に停めて、そこから5分くらいてくてく歩いて、海辺を散策します。これらのショッピングセンターにもいい店があるのですが、それはまた今後ご紹介します。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ

私家版ハワイ島ガイドブック

30代後半に特にアイデアもなく、何となく思い付きで行ったハワイ。ただし天文好きなのでオアフでなく、天文台のあるハワイ島に行ってみました。実際は雲が多くてあまり星も見えませんでしたが。

ところが、なぜかハワイ島の大地が、自然が、風景が、空気が、町が大好きになってしまい、何とかハワイ島で暮らしたいと思い詰め、挙句の果てにはハワイ大学ヒロ校に行けば2年はいられると思い、大学の説明会に行ったり、TOEFLを受けたりしました。

幸い、最低ラインはクリアしましたが、留学経験のある奴に言わせると、ギリギリの英語力で海外生活するくらいなら、大学の英語コースに行って基礎固めした方が結果的にはしっかり英語力が付いていいとのこと。

そのうち正気に戻って、さすがに神経質でひ弱な妻と学業不振の息子を引き連れてハワイ留学もないわな、と思い直し、とりあえず正攻法で資産形成に励みつつ、年に一度、6泊8日のハワイ島を楽しんでいます。

妻子に得意のギョウザ作りを仕込んだので、ハワイ大学コミュニティカレッジに入って、ヒロとかマクウのファーマーズマーケットで屋台を出して、ビッグ・アイランド・ダンプリングとかブランド化しようとか妄想していたのですが。

今では地図がなくてもハワイ島中を車であちこち訪問しているほどです。

撮り溜めた写真を少しずつアップしていきます。