2016年4月24日日曜日

格安のヒロ・シーサイド・ホテルは朝食付きがおすすめ

去年今年とハワイ島に行っていませんが、BSテレビのハワイ島レポートとかを観ていると、またぞろ行きたくなってきました。

ハワイ島で滞在するときは、トロピカルな気候で人も多いコナ、または人工的ながら溶岩台地に作られた高級リゾート地のワイコロア(下の写真は、ワイコロアのコンドミニアムです)が主流ですが、うちはなぜか地味で雨の多いヒロの街が好きで、必ず3日はヒロに滞在しています。


ヒロに宿泊するときは、たいていはヒロ・ハワイアン・ホテルを紹介されることが多いと思います。うちも最初の数回はそうでした。

オアフ島ならB級ホテルですが、これでもオールドタウン、ヒロでは一番いいホテルです。

ヒロ湾に面していて晴れていればマウナ・ケアが頂上の天文台まで見えるし、ココナッツ・アイランドやリリウオカラニ公園隣りなので、朝の散歩とかも気持ちいいです。

値段もワイキキのホテルに比べれば、少し安いくらいです。

格安で地味だけど心地よいヒロ・シーサイド・ホテル

ところがうちはもう少し安く済ませようと思って、公園の外れの方にあるヒロ・シーサイド・ホテル(Hilo Seaside Hotel)というところを自分で国際電話して予約して泊まりました。

値段も格安ですが、それだけでなくアットホームな雰囲気や安くて美味しい付属レストランが気に入ってしまい、それからはここに泊まるようになりました。

※ヒロ・シーサイド・ホテルの中の写真や料金など詳細はこちら(じゃらんに飛びます)


たった3階建ての、あまり新しくもない建物です。ヒロは3日のうち2日は降雨があるというほど雨が多いので、建物の中は何となく湿っぽいのはご愛嬌ということで。(下の写真は、向かいのビーチから見たシーサイドホテルの全景です)。


ホテルのすぐ前は入江になっていて、向こうにヒロ湾に停泊するヨットが見えます。


唯一の欠点は駐車場が狭いことで、ときどき遅く帰ると駐められず、やむを得ず反対側のレストランの駐車場に駐めたことがありました。

泊められないということはなかったですが、わりとレストランも人気なようで、ディナータイムは駐車場が埋まったりするので、そこが注意です。

レストラン「ココナッツ・グリル」は超おすすめ

もう一つのオススメは、ホテルに併設されているレストラン「ココナッツ・グリル」です。サラダ、肉料理、魚料理、ハワイアンの伝統料理などが8~30ドルくらいでリーズナブルに食べることができます。

何でもハワイの料理コンテストで賞を取ったというシェフがいるとのことで、店の奥には賞状が飾られています。

実際、ホノルルだったら30ドルは下らないと思われるような内容も、15ドルもするかしないかで、味付けも文句の多いうちの家族が喜んでぱくぱく食べていたくらい、日本人好みの濃すぎずマイルドで、でも深い味わいが多いです。

経営者がハワイアンということで、ウェイトレスさんも見るからにハワイアンの人ばかり。

これまで何度も利用しましたが、全員とても笑みを絶やさず、こまめに給仕をしてくれて、美味だし気持ちよく食事ができて、いうことありません。


またホテルを予約するときに10ドルくらい高くなりますが、朝食付きがおすすめです。

チェックイン時に人数分のクーポンがもらえます(添い寝の子供分はなし)。

うちでは数日の滞在中に一度はヒロの市街地(有名なヒロのファーマーズマーケット)か郊外のマクウとかのファーマーズ・マーケット(朝市)に行ってついでに朝食を食べるので、余ったクーポンで子供に食わせています。

メニューはサラダとかヨーグルトのベジタリアンプレート、ソーセージにタマゴのライスのソーセージ、それからパンケーキがあります。タマゴは目玉焼き(サニーサイドアップ)とかスクランブルとかから選べます。




コーヒーや紅茶は飲み放題でわりと濃くてしっかりした味なので(高級なコナ・コーヒーではないと思いますが)、ついつい何杯も飲んでしまいます。


従業員はハワイアン風の風貌の人が多いですが、皆さん愛想がよくフレンドリーで廊下でも挨拶したり、何かあって相談してもわりと柔軟に対応してくれたり、悪い印象はありません。

ホテルの中庭には20m☓5mくらいの小さいながら深さ3mのプールがあり、うちの子供は外出しないときはそこで泳いだりしていました。

ただし、ヒロはコナと違って冬場は少しうすら寒いし、夏でも曇った日は多少肌寒いときもあり、常夏の島ハワイと思っていると、ちょっと当てが外れるかもしれません。

また幹線道路に近く、道を挟んですぐ向こうにはなかなか美味なNew Saigonというベトナム料理があります。テイクアウトOKなので、東南アジア料理好きの妻はたまに持ち帰りにして部屋で食っていました。

さらにNew Saigonから数分歩いたところには24時間営業でパンケーキや喫茶、サイミンやグリルなど大抵の料理が楽しめるKen'sというカフェもあり、近隣だけでも食事には困りません。


うちではついでにクルマで少し郊外のショッピングモールとか行って軽食で済ませたり、外出が面倒くさいときはスーパーKTAの弁当とかファーストフードのL&Lとか、ほとんどロコと同じものを食っています。

豪華なリゾートを求める人には合わないかもしれませんが、一泊90ドル前後で、ゆるくハワイの地元民の生活を味わいたい我が家としては、欠かせない滞在先です。

もし老後になって少し時間に余裕ができたら、ウィークリーフィーとかマンスリーフィーの割安な価格で、このホテルを拠点に2週間とか1ヶ月とかヒロに逗留して、毎日海辺とか古いダウンタウンをホロホロ(のんびり散歩すること)しながら暮らしたいと思っています。

明るいリゾート地のコナやワイコロアに関する資料は多いのですが、ヒロについて知りたければ、(少し内容が古いですが)平野恵美子さんの旅エッセイ「ハワイ島アロハ通信」か、最近活動を休止されてしまいましたが、ヒロ在住のフリーライター能丸千秋さんのハワイ島ガイドブックをぜひご一読ください。

もう新本では入手不可ですが、Amazonで古本が1円から買えるので、リンクをご案内しておきます。



**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ