今ではハワイ島に関する本だけで、本棚を一列占拠しているほどです(自分ではハワイ島文庫と読んでいます。そのうち名著を紹介させてください)。
そのうちのひとつにNHK出版が出している「すばる天文台」の本があり、深宇宙の写真に混じって、まるで砂漠のような幻想的な雲上の世界に人工的なドームが林立する不思議な光景の写真が載せられていました。
その美しい写真と同じような写真を数年以内に自分で撮ってくるぞ、と思っていましたが、実は職場の加藤夏希似の後輩が私より一足先に友人たちとハワイ島を訪れ、見事なハワイ島マウナ・ケアに昇る朝日の写真や、朝焼けを受けて輝く天文ドーム群の写真を撮ってきていたので、それを提供してもらうことにしました。
まず最初にマウナ・ケアの美しくも神聖なご来光の写真を提供してもらいました。
私自身が四半世紀くらい前から気功をやっているのですが、この写真を見ながら、この太陽の光を、あるいは好調ならこの光球ごと臍下丹田に吸い込むようなイメージで呼吸をするだけで、朝のマウナ・ケアの清浄な気とハワイの太陽の活力が自分の中に入ってくるような図柄です。
あるいは叡智の象徴である明けの明星(金星)の光球を額にある上丹田で吸い込むという技法もあります。
これはまさに土佐の岩窟で瞑想をしていたら明けの明星が飛び込んできたという弘法大師の世界です。
朝の太陽だと熱気が強すぎて、喉(ヴィシュダ)や胸(アナハタ)のチャクラならいいですが、上丹田(アジーナ)は、清涼な天の気の方が良いように感じます。あくまで個人的な経験則ですが。
閑話休題。日本でもそうですが、ハワイアンにとってもマウナ・ケアは聖地であり、パワースポットです。さらにいえば、世界中の天文学者、天文ファンにとっても聖地なのは間違いありません。実際にはこんな様子で天文台が並んでいるそうです。
マウナ・ケアに近いワイメアの町では夜はできるだけ暗くしたり、街灯を淡いオレンジの光にしたりして(オレンジの街灯というと、オヤジ世代なので松任谷由実の「星空の誘惑」を思い出します)、山頂の天文台の観測を妨げないように配慮しているとか。
そういえば昨年夏に横浜港の赤レンガ倉庫で開催されたウクレレピクニックというウクレレ祭りで、国立天文台からすばるの建て替えの寄付を募っていたのを思い出しました。
次の募集で二〜三口くらい出しておかないと。
ここはご来光なんで東側を撮影したのだと思いますが、向こうの天文台の向こう(南側)を見ると、朝のさわやかな空気の中に、マウア・ロアが見えます。マウナ・ロアはハワイ語で長い山という意味ですが、まさになだらかな地形が雲海の上に広がっていて、これまた幻想的な光景です。
マウナ・ケアより若干低い標高4,169mですが、それでも4,000mを超える雄大な山が2つも火山活動によって作られたとは、大地のパワーに驚かされます。
マウナ・ケアの山頂ツアーは現地にいくつかのツアー会社があり、1人150~200ドルくらいで参加できるのですが、マウナ・ロアの山行というのは聞いたことがありません。
私のハワイ島文庫の中でも、「Coyote」というマニアックな雰囲気の雑誌の41号でどこかの冒険作家がキラウエアからマウナ・ロアからマウナ・ケアを経由してハワイ島を縦断するという話で、マウナ・ロアの山頂付近の様子が出てくるのくらいしか記憶にありません。
その作家は相当大変だったみたいで、けっこうボロカス書いていましたが。
2007年に2度めにハワイ島に行った時は、ハワイ火山国立公園内にあるボルケーノ・ハウスという伝統あるホテルに泊まりました(一時期改修のため閉鎖されていましたが、昨年あたりからリニューアルオープンしたようです)。
朝6時半に目が醒めて、ホテルの2階の窓から外を見ると正面に白煙を静かに吹き上げるハレマウマウ火口、右手にマウア・ロアの雄大なシルエットが見えて感動したものでした。
ちなみに今回写真を提供してくれた美女軍団です。彼女たちもぜひハワイ島にハマってくれると、とてもうれしいのですが。
今回は彼女たちの写真に魅せられて、他人様のネタを書いてしまいましたが、将来的には私自身で撮ったマウナ・ケア山頂の写真をアップいたします。
**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。
ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ

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