最初にワイコロア地区に行った時は、有名なリゾートホテル「ヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジ」に泊まりました。
<過去記事>
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遊園地のようなヒルトン・ワイコロア・ホテル
B級がたまらないハワイ島なのに、わりと値段も高く、また遊園地のような施設内も大きすぎて移動も手間なので、翌年は別のところにしようと思いました。
結局、その隣りのエリアのアストン・ワイコロア・コロニー・ヴィラ(Aston Waikoloa Colony Villas)という、わりとリーズナブルながら高級住宅地っぽうコンドミニアムを選びました。
コナ空港から19号を南下し、ワイコロア地区でわりと大きな入り口から左折します。
前年車を駐車したヒルトン・ワイコロアの駐車場を横目で見ながら、ワイコロア地区を奥まで行きます。
また海から遠ざかるように少し内陸方面に戻り、ゴルフ場を見ながら奥に入ると、アスロン・ワイコロア・コロニー・ヴィラの事務所に到着します。
南国リゾートの高級住宅地
チェックインの手続きをして鍵をもらい、地図を見ながら指定されたハウスに向かいます。
風景だけ見ると、南国の高級住宅地のようです。
家の中に室内駐車場もありますが、特にシーズンオフで予約も密集していなかったので、交通の邪魔にならない程度に、うちで借りた家の前にレンタカーを停めました。
家の中は吹き抜けで広々としたリビングが気持ちいいです。
脇には電熱器や電子レンジ付きのキッチンがあります。
アメリカの200V(日本の2倍)の強力な電熱器のため、火力は十分です。
お湯はすぐに沸騰するし、炒め物なんかもきっちり火が通ります。
コンドミニアムなので、もちろん調理器具や食器も備え付けてあります。
食事は籐でできた南国趣味のダイニングテーブルで食べます。
2ベッドルームでラナイもある
広くて綺麗なリビングに子供は大喜び。
テレビだけでなくDVDプレーヤーもありました(国コードが米国なので、残念ながら日本から持ち込んだDVDディスクは再生できません)。
さっそく息子が午前中に買い出しに行ったコナのウォルマートでゲットした「スポンジ・ボブ」を観て笑い転げていました。
英語が分からないはずなのに不思議です。
でもあのボブとパトリックの妙なアクションだけで十分笑えるか・・・。
さて2階のベッドルームに行ってみます。
次の写真は、階段の途中からリビングを見たところです。
天井も高く広々としています。
(何だか不動産の宣伝みたいになってきました)。
2階に行くと、すでにうちのネコ体質親子が、大きなダブルベッドを占拠していました。
このブログ用に写真を撮りたいから降りてくれ、と頼んだのですが、時差ボケで眠いらしく、返事すらしません。
仕方なく、そのまま写真を撮りました(お見苦しくて済みません)。
ベッドルームからはそのままラナイに出ることもできます。
南国ハワイですが、海も近く風通しがいいので、ベンチに座って夕涼みしながらソフトドリンクやビールを飲むのも気持ちよかったです。
ビールは、午前中にコナのウォルマートで1束6ドルくらいでゲットしてきたバドワイザーでした。


2ベッドルームなので、もう1つ同じような部屋が反対側にあります。
プールでのんびり
敷地内にはプールが2箇所にあります。
1つは水深の浅い子供用なので、小さい子供のいる家族でも安心です。
海まではクルマでないと行けないくらい距離があるので、初日は北部の町ハヴィ(Hawi)やポロル渓谷に行ったり、坂を1時間くらい登って高原の町ワイメアに行ったりしましたが、それ以外は朝、昼、夕方とプールに入っていました。
普通の深さだけでなく、子供用の小さめのプールもあり、ゆったり楽しめます。
脇にはバーベキューのスペースがあり、誰でも利用できます。
近隣のスーパーで日本より安い、でもちょっと筋っぽい巨大なステーキ肉を買ってきて、ジュージュー焼いたりしていました。
一度、プールサイドでパーティをしていた浅黒くて大柄なハワイアンの若者とそこで出会いました。
彼がいうには「あなた、日本から来たの? オレはこう見えても日本人の子孫なんだ」というのです。
「really?」(本当?)と相槌を打った後、本当にそうかテストしてみようと思い付き、「ご先祖は日本のどの県から来たか聞いたことある?」と聞くと「ナガサキだ」と答えるではありませんか。
確かに日系移民の歴史などの本を読むと、沖縄とか九州、また山口、広島あたりからの移民が多かったとあります。
少しそんな話をして、握手をして「Nice to meet you」(お会いできてよかった)といって別れました。
そんな日本ととても関係の深いところを、そしてかなり外見はハワイアンでも、日本人の意識や誇りを持って生きている現地の日系人との交流などを体験すると、ますますハワイが好きになります。
夕飯はクルマで買い出しに
さて夕飯の時間が近づいてきました。
といっても室内クルマでワイコロア地区の入り口近くにあるクイーンズショップまたはキングショップのショッピングモールまで行けば、スーパーマーケットがあり、様々な弁当、寿司、肉や魚、野菜、果物、パン、お菓子、飲み物、日用品など何でも揃います。
もちろんフードコートやレストランもあるので、そこで食べてもOKです。
さらに中には入れるので、ヒルトン・ワイコロアの中のレストランを予約して、そこで豪華ディナーという方法もあります。
もう1つ、いろいろ美味しい食物のあるスーパーマーケットを見つけたのでご紹介します。
いったんワイコロア地区から19号線(コナ空港から来るときに通った幹線道路)に出ます。
そして少し北上して、2kmくらい行くと、左折する道があります。
ワイコロアの隣りのマウナ・ラニ(Mauna Lani)リゾートに入っていくところです。
ここから1km弱くらい行くと、ラウンド・アバウト(英米にある円く回って合流する十字路)があります。
その少し先に少し明るい大きな建物がマウナ・ラニのスーパーマーケットです(下の地図の左上の青いマークのところ)。
地図に右下が幹線道路の19号線、そこからS字で入ってきて、ラウンド・アバウトの上になります。
ちなみにこの時は、翌日の朝食にとドーナツをたくさん買いました。
ふかふかでいいドーナツでしたが、そこはアメリカ製らしく、口が曲がるほど砂糖が効いていてとても甘いので、食べ過ぎには注意してください。
無糖のコーヒーか紅茶は必須です。
備え付けのコーヒーメーカーで、ブラックコーヒーを淹れました。
早朝はマウナ・ケアが見える
朝早く起きて、近隣を散歩してみました。
雨の少ないハワイ島の西側は、抜けるような青空で、とても爽やかです。
コンドミニアムの敷地内から向こうに見えるワイコロアの通りまで、ジョギングやウォーキングの人を見かけます。
ウォーキングしながら南側を見ると、長いマウナ・ロアが見えます。
あれで標高が4,169mあるのが凄いです。
世界最大の楯状火山だとのこと。
さらに西側を見ると、すぐ目の前にハワイ島のもう1つの高い山、おそらく富士山のように昔から霊峰として崇められてきたマウナ・ケアが見えます。
朝は空気も澄み渡っているので、山頂の天文台が見えます。

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こちらも平坦に見えますが、マウナ・ロアよりさらに高い4,205mの標高があります。
冬は雪が降るので、海でマリンスポーツして、次にマウナ・ケアの山頂でスキーやスノボなんてできるのが、世界中の様々な気候帯があるハワイ島のダイナミクスです。
朝の散歩がてらペトログリフを観に行く
実は、アストン・ワイコロア・コロニー・ヴィラのすぐ脇には、昔のハワイ人たちが石を敷き詰めて作った街道があります。
かなり石がゴロゴロしていて、歩きやすいという訳ではありませんが、ハワイ島の中心部であったカイルア・コナと北部のコハラ地区をつないでいたのでしょうか。
私以外にも1人、この道をずんずんと歩いている人がいました。
すごい早歩きで、あっという間に抜かされ、ずっと先を歩いていて、ついには見えなくなってしまいました。
タイムスリップして、古代ハワイアンの魂を見ているのか、と何だか不思議な気分になりました。
まあ現実的には、慣れた感じから察するに地元の人でしょうか。
古代人が闇雲に道を通したとも思えないので、もしかしたらマナの流れる、いわゆる風水でいう龍脈の上に道を通したのかもしれません。
実際、この少し先のマウナ・ラニ地区には、ハワイ島でも屈指のパワースポットといわれるフィッシュ・ポンド(海に接した養魚池)がありますし。
前述したスーパーマーケットから、さらに海の方にずっと行ったところです。
少し先に行くと、広場のような場所があり、合間に小径があり、その岩にはペトログリフ(古代ハワイ人の象形文字)が刻まれていました。

何だかモダンな高級住宅地のすぐ脇に、このような古代ハワイアンの息吹の感じられる場所があって、不思議な場所です。
滞在中は、ずっと朝の散歩を楽しんでいました。
**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。
ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ