2018年8月9日木曜日

ヒロ湾そしてマウナ・ケア山を眼下に望むヒロ・ハワイアン・ホテル

豪華なホテルがいくつもあるオアフ島ワイキキあたりから比べると、ハワイ島の宿泊施設はわりと素朴です。

もっともハイエンドなのは、ハワイ島北西部にあるワイコロア地区でしょうか。この辺りだけは黒い溶岩台地を切り開いて作られたホテルがあり、やや築年数は古いものの豪華なホテル、全米でもトップクラスの美しいビーチ、そしてハワイの食材を使ったフルコースが楽しめるレストランがあります。

さらにそのホテルの1つ、マウナラニベイの近くにあるフィッシュポンド(養魚池)は、島全体がパワースポットのハワイ島の中でもトップクラスのパワースポットといわれています。

ヒロでもっとも豪華なホテル

さて、そんなハワイ島西部から高原の町ワイメア、マラサダで知られるテックドライブインのあるホノカアを通り、さらに荒々しい海岸線が続くハマクアコースト島を120km以上走って横断していくと、ハワイ州第2の町(都市ではないです)ヒロ(Hilo)に着きます。

ハワイ島の地図を見ると、右上にL字型に引っ込んだ地形がありますが、そこがヒロ湾(Hilo Bay)です。かつてチリ沖地震の時に津波の被害があるため、ヒロ湾を覆うように防波堤が築かれています。

<参考>

チリ地震の影響 ~ヒロと津波の歴史

人口は4〜5万人ですから、日本の小さな地方都市くらいのサイズです。ヒロというのはハワイ語で「三日月」という意味で、ヒロ湾の形が三日月のように湾曲しているからだといわれています。

ヒロに到着してすぐに、海岸線に沿って2階建てのベージュの建物が並ぶ商店街があります。シンマチ(新町)と呼ばれる、ヒロの中心地です。


ここをホロホロ(ちんたら散歩する)してもいいのですが、そのまま直進し、最初の交差点を左折して、その次の交差点を右に入ると(直進すると、ココナッツ・アイランドです)、三日月型の曲がったホテルが見えてきます。

これがヒロで一番大きなキャッスル・ヒロ・ハワイアン・ホテル(Castle Hilo Hawaiian Hotel)です。

https://www.castleresorts.com/big-island/hilo-hawaiian-hotel/

建物の周囲に駐車スペースがあるので、そこに駐車してホテルに入ります。


入り口は少し高くなっていますが、3日のうち2日は雨が降るヒロらしく、フロアはいつも濡れており、「転倒注意」の黄色いプレートがいつも置かれています。

部屋は海側のオーシャンビューか内陸側のマウンテンビューがあり、さらにいくつかランクがありますが、ホノルルでいえば5段階でよくて3くらいの地味なホテルです。


数年前に内装をリニューアルしたようで、以前より綺麗で内装の色調なども明るくなったようですが、残念ながら改装後は行ったことがありません。

また120〜140ドルで宿泊できたのですが、改装後は一番安くて150ドル前後、さらに200ドルや300ドル以上の部屋もあり、1ランク上に上がったかもしれません。

雨のない日は早起きしてヒロ湾そしてマウナ・ケアを見よう

それでも、オーシャンビューの部屋からは、ヒロのパワースポットといわれるココナッツ・アイランド(モクオラ)とヒロ湾、そして天気が良ければ(3日に1回くらいの割合、それも朝)、マウナ・ケア山から山頂付近の各国の天文台まで見えます。


マウンテンビューの内陸側でも、バニヤン通り(Banyan Drive)の大きなバニヤン・ツリー(南国でおなじみのガジュマルの木)や道の向こうのゴルフコース(1回50ドルもしないくらいでプレーできるそうです)などが見え、これはこれで風情がありますが。


雨はよく降り、長いと半日くらいしとしと降り続きますが、雨が上がったら午後とか夕方にベランダ(ラナイ)に出て、太平洋を渡ってくる風に吹かれ、ヒロ湾の風景を眺めつつ、コーヒーやビールを飲む。地味で観光客は多くないし、雨季は湿気の多いヒロですが、何とも魅力的な町です。


雨が上がった直後に、四方を見渡していると、思わぬところにダブルレインボウが出ていることもあります。

といっても、延べ6ヶ月近くハワイ島に滞在していて、2回しかなく、さらに走行中とかできれいに写真が撮れなかったのですが。

なお、ヒロ・ハワイアン・ホテルの隣りには、同じくらいのサイズの「ナニロア ボルケーノズ リゾート(Grand Naniloa Hotel Hilo)」というホテルもあります(以下写真の左側)。



こちらは朝の散歩でよく前を通るのですが、宿泊したことはありません。



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