2014年4月20日日曜日

マクウ・マーケットで見つけたタイ料理屋がヒロに出店

先日マクウ・マーケットで食べたソムタム(パパイヤ・サラダ)が美味しかったことと、そのお店がヒロのファーマーズ・マーケットのエリアに近い横丁にあると書きましたが、その名前を失念しておりました。

ファーマーズ・マーケットから、確か1つ中心地に(ワイメアに行く方)に戻った道を横に入ります。

横から見ていると、赤い色の以下のような看板が眼に入るはずです。ソムサマイズ(Somsamai's)という名前で、看板というかフラグにはしっかり「マクウ・マーケットから」と書かれています。

おそらく、資本がない人でも(このおばさんも見るからにタイかどこかの移民という感じです)、まずは参加費の安いファーマーズ・マーケットで店を出してお客さんの反応を見ながらコツコツと資金を貯め、ようやくヒロのダウンタウンの中心地にお店を構えるところまで来たのではないでしょうか。

ちなみにこのときも8時台でうちら家族はヒロのファーマーズ・マーケットでレモネードを飲んだりスパムむすびを食ったりしていました。他の店はまだ営業していないのに、この店だけは8時半くらいから開いていました。

初老の長い髪を束ねておばちゃんのソムタム(パパイヤ・サラダ)やヤムウンセン(春雨サラダ)は本当に美味しいので、いつまでも元気にがんばってほしいです。

ちなみにこのときも、当時小学校1年の息子がヤムウンセンをばくばく食ってしまい、おばちゃんに「まだ小さいのに、スパイシーフードがよく食べられるのね!」と驚かれていましたが、彼曰く、「この春雨、すごい味いい」ということで英語で伝えたら、すごい喜んでくれました。

確かに東京あたりで食う、少しお高いタイ料理と較べても、こっちの方が美味しいように思います。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ


ハワイに来ても神道の心を 〜ヒロ大神宮(Hilo Daijingu)を参拝してお守りをゲットしよう

地味ですが、ヒロに行くと必ず立ち寄るところ、それはハワイ大学ヒロ校の少し奥の住宅地にあるヒロ大神宮です。

オアフにも出雲大社の分社とかありますが、ここは何でも海外にある神社では、もっとも古い神社だそうです。

ワイアケア池の脇の道を山側にしばらく真っ直ぐ進み、高校、大学と抜けると住宅地が見えてきます。

「天使通り」にある神社

最初の交差点を左折し、3本目のアネラ・ストリートという通りに入ります。

アネラ(Anella)は、ハワイ語で「天使」という意味です。

天使に神社というのも、人種や文化が混合していて、それを誰もが大らかに、当たり前のものとして受け入れているハワイらしくて、何ともハッピーな気分になります。


そこから少し入ると、すぐに鳥居が見えてきます(地図の赤丸)。

何だか高台の住宅地に急に神社があって、ちょっと異様な光景です。

でも、日本風の灯篭や植え込みがあり、ちょっとホッとした感じがします。

脇の社務所は、普通にアメリカ風です。

名物宮司に会いに必ず会いに行った

以前はここに渡邉さんという名物宮司がいて、神社を訪ねると奥からいそいそと出てきて、いつも愉快でそれでいて含蓄に富んだ話を色々してくださいました。

何でも、海外の神社に赴任するに当たり、アメリカ国籍を取得してしまったとのこと。

静かで温厚な方ですが、うちに秘めた情熱や想いが伝わってきます。

行くたびに、宮城出身の愚妻には、いやあ宮城美人といえば、奥様か鈴木京香かですよ、などとお世辞を言ってくださるので、愚妻は大喜びでもありました。

うちの息子が勉強ができなくて、なんて悩みを相談させていただきましたが、「そればかりは神様の領域でなく、ご本人の努力で・・・」でしたが、「No.1や2にならなくていいんです。あまり前にいると後ろから撃たれる。実は5番目とか6番目くらいでひっそりしていると、しっかり長生きできる」と息子に助言いただきました。

それ以来、うちでは「中位戦略」と名付け、何かあると思い出しています。

親に言われなくても、息子は日々実践しているようですが・・・。


うちのハワイ島ライブラリの何冊かの本や雑誌にも、ヒロ大神宮とその宮司さんということでインタビュー記事があり、お顔を見ることができます。

なかなか文面だけでは、ご本人のお人柄や面白い話は伝わらないのが、とても残念です。

ご本人は散々いろいろ話しても、本当に話したいことは全然掲載されず、当たり障りのないことしか掲載されない、と不満げでした。

見た目は普通のやや肉付きのいい青年ですが、すっかりファンになってしまい、とにかくヒロに到着した日、無理ならその翌日には必ず参拝していました。まあ参拝三割、宮司さんに会うのが七割くらいでしたが。

彼は神社に来た人は笑顔になって帰ってもらいたい、それが神様の一番の喜びなんだという考えで、おそらく参拝する人すべてにそうやって楽しく、愉快に、朗らかに接してくださっていたに違いありません。


残念ながら上のお子さんが就学する年齢になって日本で教育を受けさせるべきということと、ご両親のケアなどがあり、昨年の春に一家で帰国されてしまいました。

今は故郷の新潟県、燕市にある戸隠神社にいらっしゃるそうです。ご家族ともども、お元気で過ごしていらっしゃればいいのですが。

<2018年5月追記>
燕市でご健在であり、燕市の戸隠神社に奉職されていること、また奥様ともども地域のために尽力されている様子がレポートされていました。お元気そうで何よりです。

http://tsubamesanjo-jc.or.jp/2016/passion/watanabe1704/


いまは堀田さんという、もう少しお若い宮司に代わりました。年末にお会いしましたが、実直そうな好青年でした。あまり話したわけでないので、どういうお人柄かは分からず終いでしたが。

トロピカルなOMAMORI(お守り)は必携

いずれにせよ、相変わらずヒロの日本人や日系人の心の拠り所として、これからも変わらずに維持していただければと思います。

この神社の祭神は、伊勢神宮や神明社系と同じ天照大神です。

ハワイらしい、明るい色使いだったり、オヒアレフアの刺繍のあるOMAMORI(お守り)は、ヒロに来たら必ずゲットすることをお勧めします。

うちには伊勢神宮のお守りもありますが、何だかヒロ大神宮のOMAMORIからは南国らしい温暖で明るいエネルギーを感じます。


帰りはショッピングモールでランチや買い物

ちなみにここから元のプアイナコ通り(Puainako st.)に戻り、そのまま東側に行くとプリンスクヒオプラザやウォルマートのあるショッピングエリアに抜けるので、参拝後に買い物したり飯を食うことが多いです。

特にプリンスクヒオプラザの駐車場の少し奥にある、クヒオグリルという食堂がお気に入りです。

肉や魚のプレート(1皿に肉と野菜、ご飯やマカロニサラダを盛った定食)もありますが、


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2014年4月8日火曜日

日曜朝は朝飯&ショッピングにヒロの郊外へ ~マクウ・マーケット

ハワイ島で最大のファーマーズ・マーケット(朝市)はヒロ(Hilo)だと思っていましたが、とあるハワイ情報誌によると、最近はヒロ郊外のマクウ(Maku'u)・マーケットだと聴き、数年前から土日にヒロにいるときは、土曜はヒロのファーマーズ・マーケット、日曜はマクウ・マーケットを散策して朝飯を食ったり、遊んだりしています。

マクウはヒロからボルケーノ方面に11号を南下し、しばらく行くとマカデミアナッツ工場の看板とマカデミア・ドライブという通りを左手に見てさらに1kmくらい行くと、Y字路があります。



ここを道なりに右に行くと火山国立公園の方に行きますが、左の細道に入っていきます。ここはケアアウ(Kea'au)といって、ハワイアンスプリングスという、地元ではわりと有名なミネラルウォーターの取水地でもあります。まさに雨の街ヒロでマウナ・ケアの斜面に当たった雲が雨になり、その水が溶岩台地で漉されて出来た自然のおいしい水が地面に湧き出る場所というわけです。

このY字路の股のところにも、ケアアウ・ビレッジ・マーケットという小さな市場があって、スーパーマーケットやコーヒーショップ、屋台の出店などあります。ここにあるBueno Burritoというメキシコ料理の屋台がオススメなのですが、まだ店をやっているかどうかちょっと気掛かりです。



さてここで左に曲がるとパホア(Pahoa)というハワイ島東部の小さな町に行きます。また昔「ハワイに家を買いませんか」といって郊外の原野を切り開いたような住宅地を日本人相手に売っていたハワイアン・パラダイス(Hawaiian Paradise)というエリアもここから海の方に下っていったところです。

ケアアウから左折して10分くらい行くと、左右に郊外の住宅が見えてきます。この左側を注意して見ていると(けっこう交通量はあるので、前後の車には注意してください)、不意に左側にテントがたくさん張られた広場があります。ここが目的地のマクウ・マーケットです。


入口がやや分かりにくいのですが、何台かの車が出たり入ったりしているので、その動きでテントの広場の脇から出入口がわかると思います。テントの奥の方に駐車スペースが広がっています。別に線が引かれているわけでないので、適当に空いているところに車を突っ込みます。


これまで2回行きましたが、なぜか2回とも雨で(ヒロは朝方雨が降ることがよくありますが)、テントの間を縫うようにして移動したことを覚えています。

手前はカレー、タイ料理、ピザ、たまにフリフリチキンも出ていたりしてどれにしようか迷います。

息子がピザを食いたいというので、ピザを出していた東洋系の老婦人に英語で話し掛けようとしたら、逆に日本語で話し掛けられました。

何でもアメリカ人と結婚して西海岸やマウイ島を経て、ヒロに落ち着いたそうです。

もともと大分県のご出身だそうですが、ヒロの温暖な気候と日本文化が残って落ち着くところが気に入って、息子さんと何年か前からここに住んでいるそうです。僕もヒロが大好きで、といったら、ぜひ土地を買って年に何度かいらっしゃい、と勧められました。

長話をしていたら、その息子さんが(英語ですが)「母さん、ピザがもう出来ているよ」、「ピザが冷えてしまうよ」とか言っていましたが、おばさんはうるさい、というような仕草で手を叩いて、それからもヒロの生活や大分県の話をしてくれました。今の日本人以上に日本人らしい、現地の日系人や日本人と話をするのは、ハワイ島に来る楽しみの一つです。


奥の方はTシャツとか雑貨とか、怪しげな石鹸や香料などが売られています。そのうちの一つ、ハワイ秘伝の薬というガマの油みたいな薬を見てみました。すると、小太りの浅黒い自分よりもう少し上くらいの中年男性が寄ってきて、「このハワイの秘伝の薬を試してみるか?」というので、「Yes」というと、椅子に座らされ、マッサージしつつ、その薬を擦り込んでくれました。

その御仁曰く、「自分にはせむしの娘がいて、彼女は夜、背中が痛くて夜熟睡できないので、俺がハワイの伝統に沿ってこの薬を作った。これを使ってマッサージをしてやると、彼女はぐっすり眠れるんだ」という売り口上があり、ますますガマの油のようだと感動しました。

塗ってもらった感想は、何だか香油という感じでしたが、悪い感じではなかったです。ちなみにその後お嬢さんは元気なの?と聴いたら、何だかあっさり「せむしは治らんさ」と回答されて、却って反応に困り、「I see」(なるほど、というニュアンスでしょうが)とだけ言っておきました。

さて人が並んでいる店があるので覗いてみると、白髪の多い長い髪を後ろでポニーテールのように結んだタイ系らしき初老のご婦人が、すごい勢いで石の鉢で唐辛子やニンニクをすり潰し、ナッツを砕き、パパイヤやレタスなどを刻んで、おいしそうなパパイヤサラダ(ソムタム)を作っていました。

タイ料理好きとして、これは外せないと思ったので、列に並んでゲットしました。唐辛子は控えめにしてもらったのですが、新鮮なニンニクがこれまた辛く、またみずみずしいパパイヤはシャキシャキでとても歯ごたえがよく、何だかカレーやピザを食った後でしたが、ばりばり食ってしまいました。


そんなこんなで、何だかいかがわしくもエキゾチックで、またヒロの中心街でやるファーマーズ・マーケットとは違ったワクワクするような、まさにハワイ島東部の人間力が分かる素敵な日曜市でした。

ちなみにこのタイ系のご婦人はヒロの中心街、まさにヒロのファーマーズ・マーケットのエリアの近くで看板がピンク色の小さなタイ料理店を出しています(名前を失念しました)。ですからこのパパイヤサラダは、わざわざ郊外まで行かなくても楽しめるのでした。

<追記>
ソムサマイズ(Somsamai's)という名前でした。以下に書いてみました。

マクウ・マーケットで見つけたタイ料理屋がヒロに出店

とはいえ、マクウからさらに東に15分くらい行くと、ハワイ島最東端のカイムキというエリアがあったり、アハラヌイ池(Ahalanui Pond)という温泉の湧いている池(といってもビーチパークなので、温泉というよりぬるま湯の天然プールという感じです)にも行けるので、やや治安は良くないそうですが、ハワイ島の自然の醍醐味が味わえるエリアだと思います。


**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。

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2014年4月3日木曜日

チリ地震の影響 ~ヒロと津波の歴史

今朝は昨日のチリの地震の影響で、数十cm~1mの津波が北海道、東北、関東の海岸線で観測されました。

その前にハワイでもおもに東側のハワイ島ヒロ、マウイ島カフルイなどで数十cmの津波が観測されたようです。

ヒロのダウンタウンには、ちょうどシグ・ゼーンの横ですが、パシフィック・ツナミ・ミュージアム(Pacific Tsunami Museum)があります。


今回もそうですが、ハワイ諸島自体はあまり地震がないのに、環太平洋地震帯の中央に位置しているため、あちこちで発生する津波の被害を受けるようです。

書物では、ヒロの海岸線には昔は集落があり、サトウキビ列車が走り、賑わっていたそうですが、たとえば1960年チリ沖地震では10mを超える大津波で日系人など61人が亡くなり、その後、人が居住するエリアは、海外線→自動車道路→駐車場そして、今の商店街のところまで引っ込んだそうです。






ヒロやココナッツ・アイランド(ハワイ語でモクオラ)には何度も行っているのに、恥ずかしながら今回初めて気付いたのですが、ヒロの海側に突き出ているココナッツ・アイランドの背の高い椰子の木に、何やら白い塗料で年数が書いてありました。

よく見てみると、ヒロに津波が到達した年とその際の波の高さを椰子の木に刻んであるのです(写真の左側にある通路に沿った背の高い椰子の木がそれです)。



正確な数は記憶していませんが、これが片手で数えるどころではないのです。いつから記録しているか分かりませんでしたが、けっこう数年に1回は津波が来ており、10年に1回くらいは人の背丈より高い津波に見舞われているようです。

今はヒロ湾の手前に大きな防波堤があるので、湾の内側はかなり波が穏やかですが、それでも今後もまたヒロ湾に津波が来ることはあるのでしょう。とりあえず今回は数十cm程度で被害がなくてよかったです。



2014年3月16日日曜日

ハワイ島北岸のパワースポット、"熱帯植物園" ~渓谷から北岸の荒い海へ


中断してしまったHawaii Tropical Botanical Gardenの話ですが、今日は入口の急坂を下ったところをご覧ください。



坂を下ると休憩所があり、この辺りは植物と渓谷のマイナスイオンで、何だか空気の質が変わったような感じがします。そのまま道案内に沿って遊歩道を歩いていくと、このエリアを流れる渓谷が目に飛び込んできます。やや薄暗い森の中を流れる清流です。




ヒロ(Hilo)の沖合から海の湿った空気を運んできた貿易風がマウナ・ケアの山腹に降った雨があちこちに降り注ぎ、ワイメア(Waimea)からヒロまでハマクアコーストを走ってくると分かりますが、このような熱帯雨林とその真中を流れる川がいくつもあり、豊富な水量を海に注いでいます。
大きな熱帯植物の脇を進んでいくと、滝が見えます。滝のすぐ前まで行くことができます。日本でも滝行をする方がいますが、このエリアのパワースポットの1つだという感じがします。

遊歩道だけはこの公園の開発者が苦心して作ったそうですが、それ以外はハワイ島北東部の熱帯雨林がそのまま再現されています。日本では見られないような熱帯の派手な色の花や樹がそこかしこに植わっています。地の気と植物の気、そして熱帯雨林の湿気で、何だか身体がカッカするような感じがします。



この公園の一番端まで行くと、そこは波の荒いハワイ島北岸です。波や風が強いのが分かるように、岩は大きく浸食され、また木々は幹が曲がっています。そして、オノメア湾(Onomea bay)の中には、双子岩が見えます。日本だとこういう岩をあるいは夫婦岩と呼ぶこともありますが、看板を見るとTwinと書かれているので、双子岩が正しい訳でしょう。




双子岩から帰路に着くと、今度は別の、もう少し小さい清流があります。こちらも遊歩道が脇にあり、流れに沿って少し上まで登っていくことができます。


最後にまた板張りの急坂を登っていきます。


すごく手入れがされているようなのですが、それを感じさせない自然な雰囲気で、さまざまな植物がハワイ島東側のたっぷりの太陽と降雨を浴びて、これでもかと伸びまくっています。



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2014年3月13日木曜日

カメハメハ大王を後押ししたパワースポット、「プウコハラ・ヘイアウ」

植物園の続きを書こうと思ったのですが、写真を見返していたら意識が西海岸に飛んでしまったので、急にこっちの遺跡の話を書きます。

ハワイはパワースポットがたくさんあることでも知られています(一部のオカルトマニアだけか???)。

学生時代に(もう四半世紀前のことですが)よく読んでいたイギリスのオカルト系作家コリン・ウィルソンの大作「ミステリーズ」では、最初の章に大地には地のエネルギーが通る経路があり、それをレイ・ラインと呼ぶこと、その線上ではオカルト的な現象がよく見られることなどが説明されていました。

その後、世間では風水が流行り、私も風水師でもなろうかと変な八卦と方位磁針の付いた風水盤を買い込んで市販の本を大量に読破してせっせと研究していました。しかし、そのうち大地の気を呼びこむより、どんな場所でも「住めば都」と思える図太さの方が大事かもしれない、と思い至り、さっぱり止めてしまいました。

そんなレイ・ラインというか龍脈がハワイにはたくさんありますが(どうでもいいや、とは思っていますが、まだ当時蓄えた知識と感覚は残っています)、その大地の気が集まるところ、もしくは吹き出すところとして、ハワイには「ヘイアウ」と呼ばれる聖地があちこちにあります。

旅行ガイドを見ると、神社とか寺院とか聖地とか訳語に苦労していますが、まあ一言でいうと、大地のエネルギーが集まるパワースポットというべき場所でしょう。

その中でもオカルトファンにも歴史ファンでも、また単なるハワイ好きにも楽しめる場所が、このプウコハラ・ヘイアウ(Puukohara heiau National historic site) です。

場所は、コナ国際空港から北に20kmくらい行ったところです。10kmちょい北上すると、やや人工的ながらハワイ島最大のリゾート地、ホテルやコンドミニアム、ショッピングセンターやゴルフ場が並ぶワイコロア(Waikoloa)地区があります。そこからさらに数kmくらい北上すると、やたら青い海、低い灌木や草の茂るブッシュが広がり、正面にはハワイ島では最古のコハラ山脈が見え、右手上方にはマウナ・ケアが見えます。

その先端に三叉路があり、ハワイ島北東部のややサイの角のように出っ張った地形の付け根辺りになります。右に曲がると急坂があり、高原の町ワイメア(Waimea)に、左に曲がるとさらに海に沿ってハワイ島北端の町ハヴィ(Hawi)に続く道路(270号)があります。

その270号に入ってすぐ左に、このプウコハラ・ヘイアウがあります。左の斜面を下っていき、そのまま海岸線まで下ると、「サミュエル・スペンサー・ビーチパーク」(Samuel M. Spencer Beach Park)というハワイ島でも屈指の美しい海水浴場があります。

隣りが全米でもトップクラスに美しい海水浴場といわれるマウナ・ケア・ビーチパークなので、ここも白い砂、青い海、そこに木の緑が美しいコントラストで映えています。

そこまで下がらず、坂の途中で右手に入ると、プウコハラ・ヘイアウのビジターセンターがあります。中はちょっとした歴史博物館になっていて、古代ハワイ人の文化や建設技術が分かります。

プウコハラというのは、ハワイ語で「クジラの丘」という意味だそうで、何だかこの石造りのヘイアウの形も巨大なクジラを思わせるものがあります。

おそらく同じ海洋民族として、日本人と同じように、昔のハワイ人も骨や肉、油、繊維など、大切な資源として無駄なくクジラを活用したのではないでしょうか。

そもそもハワイ諸島を統一したカメハメハ大王は、このノース・コハラ界隈の出身であり、何でも神官の予言で、プウコホラ・ヘイアウを建立して戦いの神クカイリモクを奉ればハワイ諸島全部の王になれるということで、この約70m×30mの巨大な神殿を作ったそうです。

最終的にカメハメハ大王は諸王が林立していたハワイ諸島を1810年に統一したわけで、その原点とも言える場所です。カメハメハ大王は途中から西洋の技術やノウハウを取り入れていきますが、このヘイアウを作った頃はほとんど西洋文化は入ってきていないはずなので、伝統的なハワイの石造りの建設技術を見ることができます。

ビジターセンターから3~4分歩いたところに、この石造りの神殿があります。いつ行っても思うのは、信じられないくらい静かで(まあ他の訪問者もいますが)、そして青い空と海と石造りの港が驚くほど綺麗で、何だか別世界にいるような気がします。


歴史やハワイ文化に興味のない妻子からは、早く次の目的に行こうと、ニワトリのように追い立てられますが、この楽園でそれでも必死に生きていた昔のハワイ人のことを思うと、不思議な気分になります。

帰りにパンフレットをもらいましたが、この遺跡を維持・管理するため、とりあえず2~3ドルほど募金箱に入れていきました。運がいいと伝統的なハワイ系の老人がいて、この遺跡やその他のハワイ文化の話をしてくれます。

前方に広がるコハラ・コーストの海は、冬場や春先までアラスカのザトウクジラが子育てに南下してきているので、運がいいとクジラが泳いだり塩を吹いたりしているのが見えるそうです。

残念ながら私は昨年以外は夏場や秋口に行っているので、見たことはありませんが。

ちなみにパワースポットとしては、火山活動がどんどん南下していることや、カメハメハ大王がずいぶんパワーを使ってしまったせいだと思うのですが、ピークから比べると相当エネルギーは使い尽くされたような感じはします。

それでもクジラ塚の手前の祭壇の辺りは、戦いの神と昔の神官が感じたように、やや荒い気が残っています。まあ生贄とかも捧げたのでしょうから、大自然だけでなく、何となく人の念も残留している気もして、敬して遠ざける方がいい感じはします。



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2014年3月8日土曜日

ハワイ島北岸のパワースポット、"熱帯植物園" ~まず入口付近

たまたま行ったらハマってしまった当家のとっておきスポットをご紹介します。きっかけはヒロ(Hilo)にあるMiyo'sという日本食レストラン。まだ移転前のワイアケア池(Waiakea Pond)の脇にあったときです。

いつも混雑している人気の同レストランにようやく通され、こざっぱりした40歳前後の白人カップル相席になったのですが、彼らは日本にも滞在したことがあるとのことで、あれこれ話をしていると、何と奥さんが「Hawaii Tropical Botanical Garden」の部長(Director)だといい、「ぜひおいでよ。来たらお友達スペシャルでタダで入れてあげるから」と言われました。

で、2日後にヒロからコナに移動するときに、「んじゃせっかくだから行ってみようか」といい、19号をヒロからワイメアに向けて10kmくらい行ったところで、右手に「Scenic Point→」の看板が出てきます。

ここで右手の細道に入って行くと、オノメア湾(Onomea bay)の激しい地形に沿ったクネクネ道を入っていきます。いちおう道は舗装されていますが、わりと凸凹でところどころ片側通行のところがあります。右手には熱帯雨林と波の荒いハワイ島北岸の渓谷が広がります。



しばらくすると谷のヘアピンカーブの奥に「Hawaii Tropical Botanical Garden」の看板が見えます。


そこの事務所に行き、「Kateさんの友達だけど、Kateさんいますか?」と聞くと、奥からその彼女が出てきて(わりと小柄でチャーミングな女性でした)「あら~、来てくれたの」という感じで、手慣れた感じでレジを打つとチケットが出てきて、それでめでたく入ることができました。

入り口でチケット(ただのレシートですが)を見せて、そこから山の斜面に沿った急坂を下っていきます。もうそこから熱帯雨林のマイナスイオンが出まくりで、何だか全身の細胞が活性化されるような感じがします。

ちなみにこの急坂は電動カートも通れるようになっていて、足のつらそうな、その割には太ったお年寄りのカップルなどが通って行くのを見ます。この坂を降りると熱帯の派手な花や大きな木がたくさん植わっています。ハマクア・コーストの豊富な雨と強い日差しを浴びて、これでもかと存在感を主張している感じがします。


写真がまだあるので、続きはまた明日。


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