と言っても日本のように暑い湯に裸で入るわけでありません。
温泉の湧いている入り江があり、その底からお湯が湧いています。
入り江と海の間は仕切りがあり、その上からビミョーに海水が入ってきています。
そのため、温泉というより、やや生ぬるい海水浴のできる入り江というところです。
英語だと「ホット・ポンド」、つまり「温泉」でなく、「温池」と呼ばれています。
<追記>
2018年5月から始まったキラウエア火山の噴火で、この公園から数km程度、南に行った美しい入り江のカポホ湾が溶岩で埋まってしまったようで、かなり地形が変わりつつあるようです。
ただし、そもそもオアフ島とハワイ島は東京と名古屋くらい離れていますし、この噴火自体も、ごく限られた、おそらく東京23区でも小さな方の港区のそのまた何分の1くらいの狭いエリアでの出来事です。
何でもハワイ旅行をキャンセルする方がいるようですが、オアフ島なら全然影響ありません。
同じハワイ島でも、ヒロは風向きによっては多少噴煙の臭いが来る程度の影響はあるでしょうが、コナとかワイコロア地区なら都心から茨城に行くくらい離れているので、心配することはないです。
あまり南国っぽくないハワイ島東部の原生林やその中にぽつぽつある住宅の間を抜けると、南国っぽい雰囲気の公園が見えてきます。
駐車場もなかなか広いです。
AHALANUI PARKのプレート(看板)があります。
何だか空を見上げると、絵ハガキになりそうな南国の風景です。
やや治安が悪いというので、貴重品はしっかり身につけて(クルマに貴重品を置かないのは、どこでも共通の注意事項ですが)、小径を通ってビーチに向かいます。
この時、ハワイ風のアクセサリを駐車場とビーチの小径の脇で陳列していた初老の男性が寄ってきて、プールの底の方は温かいが、今は波が強く上の方に海水が入ってきているので、かなり温度はぬるいぞ、と教えてくれました。
気の向こうにビーチ、というか小さな入り江が見えてきました。
きちんとスロープがあり、手すりもあり、公園らしくなっています。
普通のビーチパークと同じく、水着を来た人たちが楽しそうに泳いでいました。
お湯に手を突っ込んでみると、物売りの男性がいうように、普通の水よりはややヌルい感じでした(ちなみにこの時は6月でした)。
マクウマーケット(ファーマーズマーケット)のついでで、水着を持ってきていなかったので、家族で足湯だけしました。
しかしほとんど水に近いヌルい湯なんで、日本の温泉地の駅前の足湯みたいなものとは全然違います。
それでも、この郊外の、観光客もいないようなディープなハワイ島を味わうのも至福の時間です。
帰りに物売りの老人に礼をいうと、「どういたしまして、オレの昔の彼女が日本人だったので俺は日本人は好きなんだ」と言っていました。
実際この地区は、芸術家とかの日本人で住んでいる人もいるそうです。
この東側はもともとヒッピー文化とか、エコロジー志向の人、芸術家など、いろいろな人が集まってきて住み着いた場所です。
何が収入源か分からないし、そもそもハワイ島は全体的に収入は低いらしいのですが、そういう人たちが好きなように生きていて、それで何とか暮らしが成り立っていて、何とも不思議な島です。
やはり女神ペレのパワーやら、大自然のマナ(気のエネルギー)に守られた島何でしょうか。
ついでにハワイ島最東端へ
ちなみにこの時、ついでにハワイ島最東端のカイムキ岬まで足を延ばしました。荒々しい波が打ち付ける、何もない溶岩台地の果てでした。
それでも小さな灯台のような施設が1つあるのと、なぜかうちのクルマ以外に、前を大きな4ドアセダンが1台走っていたのが印象的でした。
岬の手前の、周囲を塀で囲まれ、入り口に電子式の開閉扉があるやや高級そうな住宅地に消えて行きました。
この郊外のそのまた海側に住んでいて、金持ちなのか単なる普通の人なのか分かりません。
これも、ニック加藤さんの名著ではないですが、もう1つのハワイです。
数百年前にタヒチから来たというポリネシア人は、こんな風景を見ていたのでしょうか。
地図で見ると意外に近そうですが、さすが広大なハワイ島、ヒロの海寄りのエリア(ヒロ・シーサイド・ホテルに泊まっていました)から、クルマで1時間以上掛かりました。
**ちなみにうちでハワイ島に旅行するときは、ファーストワイズさんという代理店に依頼しています。大手旅行代理店より安くて、そのくせハワイ好きのハートをくすぐるパッケージツアーが多く、しかも延泊やレンタカー(コナで借りてヒロで乗り捨て)とかこちらに変な希望にも柔軟に対応してもらっています。
ハワイ旅行専門店 ファーストワイズ
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